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ビジネスチャット「ChatLuck」がネットワーク分離環境で利用可能に、中継サーバー経由で通信

2021年5月21日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ネオジャパンは2021年5月21日、ビジネス向けのチャットソフトウェア「ChatLuck」(チャットラック)を強化し、ネットワーク分離環境でも利用できるようにした。社内LANとインターネットをまたがった形でチャットが行える。社内LANにChatLuckのサーバーを設置した状態でインターネット上の端末からChatLuckを使えるように、インターネット上に中継サーバーを設置する仕組みをとる。

 ネオジャパンの「ChatLuck」は、ビジネス向けのチャットソフトウェアである。SaaS版とオンプレミス版があり、Webブラウザ(HTML5)やiOS/Androidスマートフォン/タブレット専用アプリからChatLuckのチャットサーバーにアクセスして利用する(関連記事ネオジャパン、ビジネスチャット新版「ChatLuck 4.0」、「後で読む」や通知ガジェットを追加)。

 1対1のチャットのほか、チャットルームを作成して複数のユーザーが同時にチャットに参加できる。WebRTCを用いた音声/ビデオ通話機能も用意し、その場合は、チャットサーバーを介さないP2P通信となる。

 今回の強化で、内部ネットワークからのインターネット接続を制限するようなネットワーク分離環境でも利用できるようにした。チャットサーバーを社内LANに設置した構成でも、インターネットと社内LANにまたがってチャットが行える。インターネット上にChatLuckの中継サーバーを設置し、社内LAN上のチャットサーバーとインターネット上の中継サーバー間で通信を許可して運用する(図1)。

図1:中継サーバーソフトウェアを配置した場合のChatLuckのネットワーク構成(出典:ネオジャパン)図1:中継サーバーソフトウェアを配置した場合のChatLuckのネットワーク構成(出典:ネオジャパン)
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 これまでも、SaaS版のChatLuckのように、インターネット上のChatLuckサーバーによって、インターネットに接続可能な端末同士であれば、社内LANやインターネットなどの利用環境を問わずにチャットが行えていた。今回用意された中継サーバーを用いることで、ChatLuckのサーバーを社内LANに設置した状態でも、インターネットを介して社外からチャットに参加することができる。

 なお、中継サーバーを経由して利用できるのはチャット機能のみ。端末間のP2P通信となる音声/ビデオ通話と画面共有機能は利用できない。

 チャットサーバーの稼働OSは、Windows Server 2016/2019、Red Hat Enterprise Linux 7/8、CentOS 7.4/8.0。中継サーバー構成の場合、ChatLuckのパッケージ版をオンプレミスに配置することになり、パッケージ版の価格(税込み)は、最小構成の100ユーザー時に、初年度39万6000円、2年目以降は年額7万9200円。

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