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CTC、OpenShiftを用いたクラウドネイティブ対応支援サービス「C-Native」を拡充

コンテナ環境の自動構築、オブザーバビリティ機能などを追加

2022年4月25日(月)IT Leaders編集部

伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2022年4月20日、クラウドネイティブ対応技術支援サービス「C-Native」を拡充すると発表した。レッドハットのコンテナ管理プラットフォーム「Red Hat OpenShift」を基盤に、情報システムをクラウドネイティブ対応するための技術支援を提供する。新たに、コンテナ環境の自動構築、シークレット(ID/パスワード)管理、オブザーバビリティ(可観測性)の3つの機能を追加する。

 伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)の「C-Native」は、情報システムをクラウドネイティブ対応するための技術支援サービスである。レッドハットのコンテナ管理プラットフォーム「Red Hat OpenShift」をクラウドネイティブ対応の基盤に利用する。

 今回新たに、C-Nativeに、コンテナ環境の自動構築、シークレット(ID/パスワード)管理、オブザーバビリティ(可観測性)の3つの機能を追加する(表1)。

表1:C-Nativeの強化機能(出典:伊藤忠テクノソリューションズ)
強化機能 概要 ツール
コンテナ環境の自動構築
  • インフラの構成やポリシーをコード化し、自動化
  • マルチクラウド環境でワークフローを共通化
Terraform
(米HashiCorp)
シークレット管理
  • マルチクラウド環境で稼働する複数システム、またはアプリケーションの認証認可を一括管理・暗号化
  • 時限的、または動的なパスワードを各システムで実現
Vault
(米HashiCorp)
AIによるオブザーバビリティ
  • オブザーバビリティ(可観測性)を実現
  • 根本原因の分析や通知などのAIによる自動対応
  • マルチクラウド環境での監視及びログ分析
Dynatrace
(米Dynatrace)

 コンテナ環境の自動構築は、米HashiCorpの「Terraform」を利用する。設定ファイルを元にして、新たなインフラを自動で構築可能である。人為的なミスの防止と共に、Webサービスへのアクセスの急増に対してタイムリーに対応できる。

 認証情報を管理するシークレット管理機能は、米HashiCorpの「Vault」を利用する。従来はシステム間の連携や他システムとの接続に関して個別に認証設定する必要があったシークレット情報を、容易に認証・認可できるようにした。作業負荷や作業ミスを軽減し、安全にシステムを連携させられる。

 システムを監視するオブザーバビリティ機能は、米Dynatraceの「Dynatrace」を利用する。膨大な量のシステムリソース情報、ログ情報、トレース情報を可視化する。さらに、AIを用いた障害原因の分析によって、オブザーバビリティ環境を実現する。

関連キーワード

CTC / OpenShift / Red Hat / Terraform / HashiCorp / クラウドネイティブ / コンテナ / マイクロサービス / オブザーバビリティ

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