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スリーシェイク、クラウドETL「Reckoner」を強化、データの暗号化や列結合が可能に

2022年10月14日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

スリーシェイクは2022年10月13日、クラウドETLツール「Reckoner」を強化したと発表した。データのETL(抽出/加工/登録)機能をSaaSで提供するサービスであり、GUI操作でETL処理を設計・実行できる。今回、新たなデータ変換機能として、暗号化/複号および列結合を追加した。また、複数の項目を集約して計算するピボット機能を追加した。

 スリーシェイクの「Reckoner」は、クラウド型で動作するETL(抽出/加工/登録)ツールである(関連記事スリーシェイク、クラウドETL「Reckoner」の接続先DBを拡充、データ加工時の四則演算などを可能に図1)。今回、新たなデータ変換機能として、暗号化/複号および列結合を追加した。また、複数の項目を集約して計算するピボット機能を追加した。

図1:クラウドETLツール「Reckoner」の概要(出典:スリーシェイク)
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 今回さらに、マーケティングに役立つ機能として、取得可能なデータを拡充した。具体的には、Salesforce Marketing Cloud Account Engagementと連携し、メール開封率のデータを取得できるようにした。また、Google Search ConsoleおよびGoogle Adsの各種データを取得できるようにした。

GUI操作でETL処理を設計・実行

 Reckonerの特徴は、GUI操作でETL処理を設計して実行できること。「ワークフローを作成する」というシンプルなステップでETL処理を実行する。

 データの読み込み(抽出)と書き出し(登録)は、数クリックの操作で済む。接続先の一覧からサービスを選択し、必要な情報を入力する。スケジューリング機能を使えば、データの書き出しを定期実行することも可能。ワークフロー同士の依存関係を設定して順番に実行したり、APIを介してワークフローを実行したりといった運用もとれる。

 接続先として、各種データベース(BigQueryやMySQLなど)やSaaSアプリケーション(Salesforceなど)などを指定する。データの加工/変換も、GUIでワークフローを作成する操作だけで実行でき、加工/変換のためのプログラムを書く必要がない。データ変換時には、画面上に実際のデータを加工した結果をプレビュー表示し、結果を確かめながら操作できる。

 具体的な加工/変換処理として、文字列の変換、カラムの追加・削除、型・名前の変換、データ同士の結合、値のグループ化、値のバリデーションとフィルタリング、値の集計(合計、平均、最大、最小、カウンタ)、値のハッシュ化、顧客情報のマスキング、フォーマット変換、などがある。

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スリーシェイク / ETL / Reckoner

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