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JALカード、カード会員管理システムの稼働基盤をIBM Cloudに移行

2022年12月27日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

日本航空(JAL)グループのクレジットカード会社であるジャルカードは、カード会員を管理する基幹システムのIT基盤を刷新した。オンプレミス/AIX環境のIBM Powerサーバーで稼働していたシステムを、アーキテクチャを変えることなく、IBM CloudのIaaS「IBM Power Systems Virtual Server」に移行した。日本IBMが2022年12月27日に発表した。

 日本航空(JAL)グループのクレジットカード会社であるジャルカードは、カード会員を管理する基幹システムのIT基盤を刷新した。オンプレミス/AIX環境のIBM Powerサーバーで稼働していたシステムを、アーキテクチャを変えることなく、IBM CloudのIaaS「IBM Power Systems Virtual Server」に移行した。

 オンプレミスと同様のIBM Power環境がクラウド上で利用できることから、アプリケーションに変更を加えることなくクラウドに移行できた。一方、OSやミドルウェアについては、クラウドへの移行を機に最新バージョンに更新した。アプリケーションの追加やストレージの拡張を、より柔軟かつ迅速に対応できるようにした。

 IBM Power Systems Virtual Serverは、オフコンOSのIBM i、UNIX OSのAIX、Linux OSのPowerLinuxが動作するPowerアーキテクチャのサーバーマシンを、クラウド上の仮想サーバーとして利用可能なIaaSである(関連記事日本IBM、国内でオフコン/UNIXサーバーのIaaS「IBM Power Systems Virtual Server」を提供)。

 IaaS上では、IBM PowerVM上のLPAR(論理パーティショニング)として仮想サーバーを提供する。オンプレミスで稼働しているIBM Powerベースの既存システムのクラウド移行や、オンプレミスのDR(災害復旧)環境としての利用などの用途に向くとしている。

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