家電量販店チェーン運営のノジマ（本社：神奈川県横浜市）は2024年3月22日、「ノジマモバイルアプリ」に2つの新機能を追加した。店内マップで顧客自身の位置情報が分かる機能と、顧客自身が現在使っている家電商品の情報を登録できる機能である。新機能は、ノジマが日立製作所およびGlobalLogic Japanの協力を得て取り組むデジタル施策プロジェクトにより開発された。
家電量販店チェーン運営のノジマは2022年6月より、日立製作所およびGlobalLogic Japanの協力を得てデジタル施策プロジェクトに取り組んでいる。店員へのヒアリングやワークショップなどを通じて、店舗・顧客向けサービスのデジタル施策を開発している。
顧客に提供している「ノジマモバイルアプリ」では、2023年12月に店舗内に掲示したQRコードから注文が完了する機能と、店員を呼び出す機能をリリース。今回、(1)店内マップ上で顧客自身の位置情報が分かる機能、(2)顧客が現在使っている家電製品の情報を登録できる機能を提供する。
(1)では、アプリの店内マップに、顧客自身の位置や向く方向をリアルタイムに表示するようにした。今いる場所と各商品エリアとの位置関係が一目で分かり、目的の商品が陳列されているエリアまで辿り着きやすくなる。同機能は、新宿タカシマヤタイムズスクエア店、イオンモール幕張新都心店の2店舗で先行提供し、他の店舗では2024年夏から順次提供する（画面1）。
画面1：店舗内マップ画面の例（出典：ノジマ） (2)では、顧客がノジマで購入した家電商品がアプリに反映される。買い替えの際に製品選びや店員への相談などに役立てられる。登録した商品に関連したクーポンを配信する予定である（画面2）。
画面2：顧客自身が現在使っている家電の情報を登録する画面の例（出典：ノジマ）拡大画像表示
