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三洋化成工業、基幹システムをS/4HANAで刷新、周辺システムのワークフローをintra-martに集約

2024年4月9日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

大手化学メーカーの三洋化成工業(本社:京都府京都市)は2023年4月、メインフレームで稼働していた基幹システムをSAPジャパンの「SAP S/4HANA」で刷新した。同時に、従来のワークフローシステムの約8割にあたる28申請156フローをNTTデータ イントラマートのローコード開発プラットフォーム「intra-mart」に移行、物流管理システムもintra-martで構築している。NTTデータ イントラマートが2024年4月9日に発表した。

 三洋化成工業は、京都府京都市に本社を置き、界面活性剤や機能化学品をグローバルで製造・販売する大手化学メーカーである。基幹システム稼働基盤のメインフレームの保守期限が2024年に迫っていたことから、2021年にSAP S/4HANAへの移行プロジェクトを開始し、2023年4月に移行した(関連記事三洋化成工業、基幹システムをSAP S/4HANAで刷新、国内6社で本番稼働を開始)。

図1:三洋化成工業がintra-martに移行したワークフローシステムの概要(出典:NTTデータ イントラマート)
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 ERPの刷新と並行し、ERPのデータにアクセスする周辺システムも整備した。これまで各種の周辺システムが稼働していたが、これら周辺システムごとに独自にワークフローが作り込まれており、開発ツールもバラバラだったという。

 これを解決するため、システム開発ツールとしてNTTデータ イントラマートのローコード開発プラットフォーム「intra-mart」を導入した。開発基盤の選定にあたっては、基幹システムとのデータ連携が容易なことや、自由な承認ルートを設定したワークフローを実装可能なこと、ローコード開発とスクラッチ開発の両輪で開発可能なことなどを評価した(図1)。

 2021年10月にintra-martを導入し、最終的に従来のワークフローの約8割にあたる28申請156フローをintra-martに移行した。合わせて、物流管理システムを、intra-martを使ってスクラッチで開発した。

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