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メールアドレス匿名化「SafetyAnswer」にアドレス対応表送付オプション─インターネットビジネス研究所

2024年4月16日(火)IT Leaders編集部

特定非営利活動法人インターネットビジネス研究所は2024年4月15日、メールアドレス匿名化サービス「SafetyAnswer(セイフティ・アンサー)」において、匿名化アドレスと元のアドレスの対応表をDVDなどに保存して届ける有料オプションを追加したと発表した。

 行政システムのWebサービスなども提供するインターネット接続事業者のインターネットビジネス研究所は、メールアドレスを匿名化するメール中継サービス「SafetyAnswer(セイフティ・アンサー)」を提供している。同サービスの利用により、互いのメールアドレスを知らなくてもメールを送受できる(図1)。

図1:メールアドレス匿名化サービス「SafetyAnswer」の概要(出典:特定非営利活動法人インターネットビジネス研究所)

 メールアドレスの匿名化は、「公開アドレス」(匿名化アドレス)と呼ぶ特別なアドレスを通してメールを送受することで実現する。SafetyAnswerが実メールアドレスと公開アドレスを紐づける。公開アドレスは、SafetyAnswerが発行したもの、もしくはユーザー自身が用意したものを使う。

 公開アドレスからは、実メールアドレスは割り出すことはできない。また、他人がメールを盗み取って公開アドレスあてに送信しようとしても、公開アドレスを設定した送信者以外からのメール送信を受け付けない。

 仕組み上、メールの送信者がだれなのかが受信者には分からないため、企業・組織における「ハラスメント相談窓口」などの用途に向く。また、顧客からのメール受付窓口に利用すれば、組織内に顧客の実メールアドレスを蓄積しないで済み、顧客のメールアドレス漏洩などの事故を防げる。

 公開アドレスと元のアドレスとの対応表は、SafetyAnswerのシステム内で管理され、公開アドレスをSafetyAnswerで削除すると、メールの送信者への連絡手段が失われる。例えば、公開アドレスの有効期間が切れたり、利用者自身が削除したりした場合に該当する。また、公開アドレスを無期限に利用することも可能である。

 今回、新オプションとして、SafetyAnswerが管理する公開アドレスと元のアドレスの対応表をDVDなどの記憶媒体に保存して届ける有料サービスを提供する。

 SafetyAnswerの価格(税込み)は、メールID単位ライセンスの場合、公開アドレス1個/最大3件の転送先で年額1万3200円から。専用ドメイン型ライセンスの場合、公開アドレス10個/30件までの転送先で、初期費用13万2000円、年額13万9700円から。公開アドレス対応表提供オプションは1回8800円から。

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