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2009年に注目すべき10の戦略的テクノロジ

2008年12月17日(水)

業界トレンド Gartner Symposium ITxpo / ガートナー 米ガートナーは2008年10月27日、今後3年間でユーザー企業のビジネスやIT環境に大きな影響を与える可能性が大きい10個のテクノロジを発表した。仮想化に代表されるシステム基盤技術に加え、クラウドコンピューティングやエンタープライズ・マッシュアップなど、新しいシステム実装方法に関する技術に注目すべきだとしている。

注目すべきテクノロジ

ビジネスやITに革新的な変革をもたらすか、どれほどの投資を要するか、導入しないリスクの大きさはどれだけか、といった視点で10個のテクノロジを選んだ。国内で導入が進む「仮想化」や、米国で広がりをみせている「クラウドコンピューティング」が含まれる(図)。

画像:図1

仮想化の現状については、ストレージやクライアントの仮想化が急速に進んでいると分析。特にストレージは、仮想化によって大幅なコスト削減を期待できることから導入が進みそうだ。一方、クライアント環境の仮想化に取り組む企業の割合は、2010年の段階で40%未満と予想している。

米がートナーのマーク・ラスキーノバイスプレジデント兼フェロー
米ガートナーのマーク・ラスキーノバイスプレジデント兼フェロー。10月27〜29日に東京で開催した「Gartner Symposium ITxpo」で注目すべき戦略的テクノロジを熱く語った

クラウドコンピューティングは、プロバイダが提供する環境を利用してシステムを構成する、新しいシステム実装方法。小規模な企業が得るコストメリットが大きいと見る向きが強いが、ガートナーは規模の大きい企業が恩恵を受ける機会が今後拡大していくとみる。システムの機能が標準的になって、カスタマイズの必要性が低くなりつつある、というのが理由だ。

システム実装方法としては、「エンタープライズ・マッシュアップ」の潜在価値も大きいとガートナーは考えている。データや単機能アプリケーションを組み合わせる「マッシュアップ」は、主にコンシューマ向けで浸透してきた。しかし最近は、それを企業情報システムに持ち込み、アプリケーション開発を効率化しようとする動きが広がっている。

採用しないことがビジネスのリスクに直結するテクノロジもある。その1つが「ソーシャル・ソフトウエアとソーシャル・ネットワーキング」だ。ガートナーは、早期に導入しなければ、顧客にアピールしたい情報をタイムリーに発信できなくなると警鐘を鳴らす。

活用ステップ

ガートナーは10個のテクノロジに関連して、活用のステップも整理した。骨子は以下の通り。

ユーザー企業は直ちに仮想化とグリーンITを採用してコスト削減と柔軟性向上のメリットを享受すること。さらにビジネス・インテリジェンス(BI)を採用し、優れた意思決定ができる環境を持つ。18カ月以内には、マッシュアップとクラウドによってシステム利用者のニーズに素早く応じられるようにする。

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