法制度対応/CSR 法制度対応/CSR記事一覧へ

[新製品・サービス]

シスコ、低炭素社会の実現に向け、IT活用による企業の環境への取り組みを支援

2009年7月8日(水)

シスコシステムズ(シスコ)は2009年7月7日、同社の培ってきたITやネットワークプラットフォーム技術を活用し、企業が抱える環境への取り組みを支援するソリューションを発表した。同ソリューションは、「データセンターにおけるエネルギー消費削減」、「データセンター以外のオフィスIT環境のエネルギー消費削減」、「建物全体のエネルギー消費削減」、「ワークスタイル変革によるエネルギー消費削減」の4つで構成される。

1. データセンターにおけるエネルギー消費削減
シスコは次世代データセンター構想として「Data Center 3.0」を提唱している。これはデータセンター全体の統合・仮想化・自動化を推進することでITリソースの利用効率を高め、投資効率を向上させるとともに、運用管理の簡素化とサービス提供の迅速化を推進するというもの。SANやネットワークにおける統合と仮想化によって、サーバーだけの仮想化に比べ、より高い効果を引き出すことが可能という。

同社では、Data Center 3.0を実現するためのコアスイッチとして、高速・低遅延のデータ転送を実行する「Cisco Nexusシリーズ」を提供。Cisco Nexus 5000シリーズでは、FCoE(FibreChannel over Ethernet)技術を用いて、ファイバーチャネルとイーサネットという二つの異なる物理メディアを統合する。国内でもすでに、ヤフーや日本ユニシスが、Cisco Nexusによって仮想化されたデータセンターを構築している。

2. データセンター以外のオフィスIT環境のエネルギー消費削減
シスコによればIT機器の消費電力のうち、データセンターの割合は45%であるといわれている。残り55%の、主にオフィスIT機器を対象とした電力削減の取り組みが、同社のCatalystスイッチ製品に対して新たに導入された「EnergyWise(エナジーワイズ)」ソリューションであり、ネットワークに接続されたIT機器の電源コントロールを行う。

同ソリューションではまず、ネットワーク接続された機器の消費電力を計測し、「どの機器が、どこでどれだけ電力を消費しているか」を“見える化”。次いで、この計測データに基づき「どのような対策を行うと、どれだけ消費電力が削減されるのか」を“見える化”する。そしてこれらの“見える化”に基づいて設定されたポリシーによって各機器の電力をコントロールし、消費電力を“最適化”する。このオペレーションサイクルを回していくことで、最適化のレベルを継続的に高めていくことが可能になるというもの。

同社ではEnergyWiseを、「不使用時でも多くのIT機器で消費される待機電力(バンパイアパワー)の削減に有効な技術」とし、まずEnergyWiseフェーズ1では、IP電話や無線LANアクセスポイント、IPカメラなどのPoE(Power over Ethernet)デバイスを管理対象としている。

3. 建物全体のエネルギー消費削減
同社によれば、IT機器における消費電力の増大は大きな問題である一方、IT機器による消費電力は、現状オフィス全体の消費電力の25%に過ぎない。最も消費電力が大きいのはオフィス全体の58%を占める空調・冷暖房や、11%を占める照明で、これらの消費電力を削減するには、EnergyWiseと同様のオペレーションサイクルが有効とのこと。しかし現在のビルディングシステムは複数の独自システムから構成されていることから、同社ではこの問題を解決するために「Cisco Connected Real Estate」(CRE)を提唱している。

このソリューションではIPネットワークを “ビルユーティリティ”として提供するとともに、このIPネットワーク上にビルディングシステムを乗せることで、ITシステムとビルディングシステムを統合。そして、この共通基盤の上で各種ビル設備をコントロールすることで、建物や部屋の中の人の有無の検知や、空調・照明の自動制御、各種ビル設備の消費電力データの自動収集、「省エネ度」の記録・表示などが可能になる。それにより、ビル管理において、エネルギー消費を最適化した「グリーンビルディング」が実現できるとしている。

CREを活用したビル建設事例としては、すでに東京ミッドタウンや近畿ろうきん新本店ビルなどがある。また東京大学工学部ではこのアプローチを採用し、温室効果ガスの排出量を2012年までに15%、2030年までに50%削減することを目指した「グリーン東大工学部プロジェクト」を進めているとのこと。

4. 働き方の変革による生産性の向上と消費電力の削減
人やものの移動は、ITを活用することで回避できる場合も少なくない。シスコでは、テレビ会議システムの「テレプレゼンス」や、オフィス内外での社員の作業環境を整える「Cisco Connected Workplace」などのソリューションにより、ネットワークで人々を結びつけ、コラボレーションやクリエーションを行う場を提供。それにより働き方を変え、生産性を向上させるとともに、消費電力の削減にも貢献するとしている。

グリーン関連ニュース
http://www.cisco.com/web/JP/news/pr/newsroom_us/2008/03/cisco_green.html

シスコシステムズ合同会社
http://www.cisco.com/jp
 

関連記事

シスコ、低炭素社会の実現に向け、IT活用による企業の環境への取り組みを支援シスコシステムズ(シスコ)は2009年7月7日、同社の培ってきたITやネットワークプラットフォーム技術を活用し、企業が抱える環境への取り組みを支援するソリューションを発表した。同ソリューションは、「データセンターにおけるエネルギー消費削減」、「データセンター以外のオフィスIT環境のエネルギー消費削減」、「建物全体のエネルギー消費削減」、「ワークスタイル変革によるエネルギー消費削減」の4つで構成される。

PAGE TOP