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サイベース、高速データウェアハウス専用データベースの最新版「Sybase IQ 15.1」を発表

2009年7月17日(金)

サイベースは2009年7月16日、高速データウェアハウス専用データベースの最新版「Sybase IQ (サイベース・アイキュー) 15.1」を、2009年11月初旬より出荷開始すると発表した。「Sybase IQ」は、多くの企業が直面する情報系システムの構築・運用における性能問題・コスト課題を解決する高速データウェアハウス専用データベースである。従来のデータベースとは異なり、集計・分析処理を最適化するために独自のアーキテクチャを採用し、高速レスポンス、柔軟な分析、効率の良いデータ圧縮、容易な運用管理を実現している。全世界では1650社、3000システムへの導入実績を持っている。国内では2006年12月より「Sybase IQ 12.7」を提供しており、さまざまな分野の企業に導入されている。

米サイベース社が先行して提供している「Sybase IQ 15.0」では、データ負荷やユーザー数の急増に伴う分析ニーズの多様化に対応するため、「マルチノード・ローディング」や「並列クエリ処理」機能の強化を行った。データのロードおよびクエリ速度を上げ、さらに迅速かつ正確な分析環境の提供を可能としている。また、「パーティショニング」機能や管理機能等の強化により、少ないコストで既存リソースを効率的に運用しながら、ビジネスに必要な情報を提供する。

今回、日米同時期に発表する最新版「Sybase IQ 15.1」では、新たに「インデータベース分析」機能を追加し、従来はBI(Business Intelligence)アプリケーション側に送って実行していたドリルダウンや予測分析などのデータ処理を、「Sybase IQ 15.1」のデータベース内で高速に処理することができるようになった。これにより、BIサーバーの負荷が大幅に軽減され、より柔軟かつ多様な分析結果の表示が可能となっている。

サイベースでは、従来1種類だった製品構成を、最新版の「Sybase IQ 15.1」から「Sybase IQ Small Business Edition (SBE)」および「Sybase IQ Enterprise Edition (EE)」の2種類に拡充た。「Sybase IQ SBE」は、部門データマートや中小・中堅企業におけるデータウェアハウスなど、主に小規模なデータウェアハウスを容易に構築する。「Sybase IQ EE」は、数百テラバイトのデータ格納や千人を超えるユーザーが利用する企業全体のデータを管理するエンタープライズ・データウェアハウスなど、大規模なデータウェアハウスでの利用にも十分耐えうる機能と柔軟な拡張性を、同等クラスの他社製品より低コストで提供する。

「Sybase IQ 15.1」の主な機能強化は次のとおり。

  1. 柔軟性向上 : ハードウェアに依存しない、データウェアハウス専用の独立したデータベースなので、処理能力とストレージ容量を柔軟に拡張できる。
  2. 高速なクエリ性能 : 並列クエリ処理機能と改良されたクエリ・アルゴリズムにより、劇的なクエリ性能を提供する。
  3. 高速なデータ・ロード速度 : 大量データ・ロードの改善、クライアントからの直接ロード、共有ディスク・マルチプレックス・グリッド全域での柔軟なマルチノード・ローディング機能により、必要に応じてデータ・ロード速度を加速する。
  4. 高可用性/ディザスタ・リカバリ機能 : 情報をいつでも使えるように準備し、分析環境の継続的利用を確保する。
  5. セキュリティ : 新たにFIPS(暗号モジュールに関するセキュリティ要件の仕様を規定する標準規格)、Kerberos(暗号によるネットワーク認証方式)、IPV6(次世代通信プロトコル)をサポートし、データを不正アクセスや誤用から保護する。
  6. コスト削減に貢献 : データのパーティショニング機能により、既存リソースをより効率的に利用しながら運用コストを最小限に抑える。
  7. インデータベース分析 : 予測分析を、BIアプリケーション側ではなくリアルタイムで直接「Sybase IQ 15.1」データベース内で実行する。これにより、分析の処理速度と精度が向上。インデータベース分析機能は、Sybase IQ 15.1のオプション製品「In-Database Analysis Option」として提供される。米国では、Sybase IQ 15.1のインデータベース分析機能認定パートナーである米Fuzzy Logix社が提供する分析アルゴリズム技術を採用しており、国内でも、同社分析モジュールがサイベース社から提供される予定である。

出荷開始予定は、2009年11月初旬。

製品構成と価格は次のとおり。

「Sybase IQ 15.1 Small Business Edition」の価格は、420万円(税別)/コア(4CPUコアでのセット販売となる)。
中小・中堅企業向けの、ハイパフォーマンス・エントリレベルの分析システム。4CPUコア構成のため、非常にパワフルで、Sybase IQで圧縮後、250ギガバイトまでのデータが蓄積できる(最大約1テラバイトの生データ。圧縮率はシステムよって異なる)。

「Sybase IQ 15.1 Enterprise Edition」の価格は、1008万円(税別)/コア。
大規模なセントラル・ウェアハウスでの利用にも十分耐えうる機能と柔軟な拡張性を提供する。

なお、両エディションとも、Sybase IQ 15.1から25%または50%の「マルチコアディスカウント」が適用される(利用チップによって割引率が異なる)。

また、「Sybase IQ Enterprise Edition」では、既存オプション製品に加えて、今回新たに次の4つのオプション製品が提供される。

  • Large Objects Management Option (LOMO) : テキスト、バイナリ、マルチメディア等の非構造化データ管理機能(既存オプション)
  • Advanced Security Option (ASO) : カラムレベル暗号化、アクセス認証機能
  • Multiplex Grid Option (MGO) : 複数サーバーによるマルチプレックス機能
  • Very Large Database Management Option (VLDBO) : パーティショニング機能
  • In-Database Analysis Option (IDAO) : データベース内での分析機能の実行環境(別途分析モジュールが必要)

なお、現在「Sybase IQ 12.7」を利用している場合は、保守契約により「Sybase IQ 15.1」へ無償でアップグレードできる。


サイベース
http://www.sybase.jp

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