[技術解説]

ビジネス巻き込む実践的アプローチ―EAに挑む Part 2

2009年12月8日(火)

ビジネスとITの真の融合に向けた実践的アプローチ EAの意義を理解する 先行き不透明なビジネス環境の中、企業は激しい変化に柔軟に対応できる構造への変革を急がなければならない。それには、業務とシステムを一体化して全体最適化を図るEAのアプローチが有効だ。まずはEAの意義を理解し、基本的な進め方を頭に入れよう。

多くの企業は、いまだ縦割り構造から抜け出せていない。商品やサービス、顧客グループごとに独立したビジネス構造を持ち、システムもそれに合わせる形でサイロ化している。

このような構造では、ビジネス機能やシステム機能、データが重複し、無駄なコストがかかる。何らかの変化が生じた際の対応スピードも落ちる。もちろん、業務効率化への取り組みは繰り返されている。しかしそれらは、部門や事業別に実施されるのが常。このため、部分最適にとどまらざるを得なかった。

2000年代前半までの経済状況では、それでもよかった。今ほど厳しい環境ではなかったし、リストラや業務効率化で利益を生み出せる面もあったからだ。しかし、2008年の金融危機以降、企業を取り巻く環境は一変した。グローバル化した経済においては、世界のどこかで発生する不測の事態が、一夜にして世界中の経済に影響を与え得る。そんな激しい変化の時代を勝ち抜くために企業は、恒常的な低コスト体質と、環境変化に俊敏に対応できる柔軟性を兼ね備える必要がある(図2-1)。

ビジネス環境の変化が、業務とITが一体化した全体最適を求めている
図2-1ビジネス環境の変化が、業務とITが一体化した全体最適を求めている

それには、業務とITの一体化が不可 欠だ。業務とITを一体にとらえて標準化し、さらにモジュール化・共通化することで低コストかつ変化対応力のある構造に変革できる。これを実現するには、ビジネスとITを構造的にとらえて全体を俯瞰できなければならない。

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