[ザ・プロジェクト]

総額42億円、SAP ERPで基幹系刷新 独SAPを巻き込み難局を乗り切る【アスクル】

2010年4月9日(金)

文具を中心にした間接材通販最大手のアスクルが、設立10年を機に会計や販売、物流管理などの基幹系システムを刷新し、2009年11月に稼働させた。結果として大成功を収めたが、プロジェクトの途中、数々の難題に見舞われたという。 聞き手は本誌編集長・田口 潤 Photo:陶山 勉

小河原 茂 氏
小河原 茂 氏
アスクル IT戦略及び営業担当 執行役員
1980年4月、日本ユニバック(現日本ユニシス)に入社。1986年6月に情報システム開発会社を共同出資で設立し、取締役就任。2000年1月にアスクルに入社し、2月からプランニングビジネス(情報システム部門)統括に就任。執行役員COO補佐室統括やプロキュアメント・ソリューション事業の立ち上げを経て、2002年11月にアスクル・イープロサービスの代表取締役社長(兼務)に就く。その後、2006年8月にカスタマー・ソリューション(営業部門)執行役員、2008年3月にビジネスプラットフォーム企画開発(IT部門)執行役員(兼務)として、アスクルのシステム戦略をリードしている

─ 独SAPのERPパッケージ「SAP ERP 6.0」を使って、販売から物流管理、会計などの基幹系システムを刷新したそうですね。きっかけを教えてください。

小河原:一言で申し上げると、従来の基幹系システムでは、売上高2000億円規模の事業を支えるのに、不足が出てきたということです。

─ と言いますと?

小河原:弊社の基幹系は、1997年5月の設立時にIBMのAS/400上で開発して以来、機能の付け足しを繰り返してきました。そのためプログラムが“スパゲティ”状態で、サービス拡充や業務効率化を目的に周辺システムを導入しようにも、インタフェース開発に時間とコストがかかるようになっていたのです。マスターのコード桁数が足りなくなるといった問題もありました。

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