[市場動向]

【Eucalyptus】オープンソース活用し企業内クラウドを構築

2010年10月12日(火)

Eucalyptusは、企業がAmazon EC2のようなIaaS環境を構築し、プライベートクラウドとして運用するためのオープンソースソフトウェア(OSS)である。開発母体であるカリフォルニア大学サンタバーバラ校における研究プロジェクトは2009年、Eucalyptus社という企業に発展し、2010年には2000万ドル近いベンチャーキャピタル投資を獲得。高い注目を集めるようになった。同社のパートナー参加企業には、DellやHP、Novell、VMWareといった大手ベンダーが名を連ねている。

ユーザー自身が仮想マシンを作成できる

Eucalyptusの最大の特徴は、ユーザー自身が仮想環境を容易に構築できることである。ユーザーは必要なシステム環境を必要な時に利用開始できる一方で、システム管理者にとっては運用業務を削減できるメリットがある。

Eucalyptusを導入する際にはまず、システム管理者が「研修用マシン」や「実験用サーバー」「DBサーバー」といった用途に応じてOS、ミドルウェア、アプリケーションを組み合わせたEMI(Eucalyptus Machine Image)と呼ぶ仮想マシンテンプレートを登録する。ユーザーは「Euca2ools」と呼ぶクライアントツールを使ってEMIを選択するだけで、必要な台数の仮想マシンを即座に利用開始できる。これは、仮想マシンの起動や停止に伴うリソースの確保・開放を自動化しているからだ。

Euca2oolの入力方法はコマンドラインだが、サードパーティベンダーが提供するツールを利用すれば、GUIによる操作も可能である。さらに、EucalyptusはAWS(Amazon Web Service API)互換のインタフェースを備えており、Amazon EC2上の仮想環境を同様に操作可能である。

リソースを自動開放
即時再利用を可能に

Eucalyptusのシステム構成を、図に示す。中核となる要素は、「Cloud Controller」「Cluster Controller」「Node Controller」である。

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