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システムインテグレータ、IBM DB2に対応の「SI Object Browser」を発表

2010年10月21日(木)IT Leaders編集部

システムインテグレータ(本社:埼玉県さいたま市)は2010年10月20日、日本アイ・ビー・エム(以下、IBM)のデータベース製品DB2に対応したデータベース開発支援ツール「SI Object Browser for DB2」を2010年12月1日に販売開始すると発表した。「SI Object Browser」は、1997年に日本国内でOracleデータベースの開発支援ツールとしてリリースされ、その後Microsoft SQL ServerやMySQL、PostgreSQLなどの主要データベースに次々と対応。2008年2月には中国語版もリリースした。同製品は、2010年10月現在でシリーズ累計16万5000ライセンス、約1万6000ユーザーに出荷されている。

 2009年度の国内データベース市場シェア(富士キメラ総研調べ)は、Oracle:47.5%、SQL Server:28.3%、DB2:9.1%、Symfoware:6.1%、その他:9.1%である。「SI Object Browser」は、今回新たにDB2に対応することで、日本国内で使用されている主要なデータベースのほとんどに対応した開発支援ツールになる。

「SI Object Browser for DB2」の特徴

「SI Object Browser for DB2」は、DB2データベースに直接接続し、次のようなデータベースに関わるすべての操作をGUIで行うことができる製品である。

  • テーブルやビューなどの各種オブジェクトの作成
  • テーブルデータの編集
  • SQLの実行
  • ストアドプログラムの作成

開発支援ツールは、各データベースベンダも提供している。たとえばオラクル社のOracleでは「Enterprise Manager」、マイクロソフト社のSQL Serverでは「Management Studio」が標準装備されており、IBMのDB2にも「Optim Database Administrator」という管理ツールが提供されている。「SI Object Browser for DB2」はサードパーティ製品という位置づけになるが、純正品にない次のような機能を実装している。

  • テスト用に数十万件のデータを自動で作成できる「テストデータ自動生成」機能
  • テーブル定義書などの各種ドキュメントを出力する機能
  • SQLの入力中にテーブル一覧を補完表示する「コードアシスタント」機能
  • SQL実行画面からショートカットでSQLリファレンスを表示する機能

また、姉妹製品であるデータモデリングツール「SI Object Browser ER」とあわせて使用することにより設計から開発、テストまでのデータベース開発サイクルをトータル的にサポートすることが可能である。

「SI Object Browser for DB2」のライセンス数ごとの価格(税抜き)

ライセンス数1の場合、ライセンス価格は4万6500円、保守価格は1万8600円。
ライセンス数5の場合、ライセンス価格は11万8500円、保守価格は4万7400円。
ライセンス数10の場合、ライセンス価格は16万6500円、保守価格は6万6600円。
ライセンス数20の場合、ライセンス価格は22万6500円、保守価格は9万600円。
ライセンス数50の場合、ライセンス価格は45万6500円、保守価格は18万2600円。
ライセンス数100の場合、ライセンス価格は68万4500円、保守価格は27万3800円。
ライセンス数200の場合、ライセンス価格は102万7000円、保守価格は41万800円。
保守サービスの価格は、2年間単位の契約で、製品の20% / 年。

なお同社は、2010年12月のリリースから3年間で1億円の「SI Object Browser for DB2」ライセンス収入を見込んでいる。


「SI Object Browser ER」
http://www.sint.co.jp/products/siob/campaign/obd.html

システムインテグレータ
http://www.sint.co.jp/

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システムインテグレータ / IBM / DB2 / 埼玉県 / さいたま市 / SI / RDBMS / SQL / SI Object Browser

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