[市場動向]

激動の時代こそ必要な大局観 (Part 1)

2011年3月1日(火)

激動時代を勝ち抜く第1歩はIT戦略の進路定める「大局観」 ITは企業の競争力を高めるのにとどまらず、 経済全体の成長にもダイレクトに影響を与えるようになった。 新興国を中心に世界中で躍動し始めたITの現状を、数値で鳥瞰していく。栗原 雅 (編集部)

インパクト
常識を一変させるIT
木より森を見る視点を

チュニジアやエジプトで起きた反政府デモ急拡大の裏に、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の存在があった。ITが、しかもまだ歴史の浅いSNSが、一国の体制を覆す原動力になり得るという事実が今ここにある。

世界最大手のSNS、フェイスブックの公称アクティブユーザー数は5億人を超えた。もちろん、1人が複数のアカウントを併用する例もあるだろうから、純粋な利用者数ととらえるのは早計だが、それでも億のオーダーであることに間違いはないだろう。サービスを開始したのは高々2004年のことだ。それが、破竹の勢いで全世界に浸透。米国の調査会社エクスペリアン・ヒットワイズの調べでは、2010年1月〜11月のサイト訪問者数でフェイスブックがグーグルを抜き、全米1位に躍り出た。

加速度的なITの進化は時に、それまでの常識を一変させ、まったく新しい世界観を創りだす。IT部門に身を置くと、ともすると経営陣や利用者の求めに応じて眼前の課題解決ばかりに目が行きがちだ。だが、視野が狭くなり過ぎると、進路を誤りかねない。激動の中、自らの「立ち位置」を常に確認しながら事に当たることが、何よりも重要性を増している。その意味において、技術革新や市場動向を示す「数字」に敏感になることは重要なステップだ。

ギャップ
競争力上位国の中で特に低い日本の情報化実態

図1-1に示したように、日本の労働力人口は年間数十万人規模で急減している。これだけの減少を補い生産性を維持・向上させるために、ITが重要な役割を果たすことは言うまでもない。

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