[事例ニュース]

ニュースフラッシュ ユーザー事例編(2011年5月号)

2011年5月2日(月)

1カ月間に発表された主要なユーザー事例を紹介する、ニュースフラッシュ ユーザー事例編。製造業や金融業、その他のユーザー企業の情報システム導入・構築事例から、12個の事例を取り上げた。

災害対応/情報共有

新日本製鐵が災害情報共有システムを導入

同社の大分製鉄所が、災害対策の一環として導入した。石油コンビナートに位置する同所は、厳格な災害対応が求められる。災害時には紙ベースで情報共有することを想定していたが、法定の防災訓練を繰り返す中で、紙では一元管理しにくく混乱を招くと判断。机上に投影した地図上に電子ペンで情報を書き込んで共有する、NTTコムウェアの「タンジブル災害情報管理システム」を導入した。

医療IT

静岡県立病院機構、地域医療連携システムを稼働

静岡県立総合病院を運営する同機構が中心となり、地域医療連携システム「ふじのくにバーチャル・メガ・ホスピタル」を構築した。4月に本格稼働。電子カルテをはじめとする患者情報や診療情報を複数の中核病院や診療所で共有する体制を整え、地域医療のサービス向上を目指す。2016年度までに、約27の中核病院と約210の診療機関の参加を見込む。システムは富士通が構築。 (2011/3/10)

クラウドコンピューティング

山梨県内の自治体が財務会計をクラウドに移行

南アルプス市や甲斐市など10市町村が、予算編成や決算といった財務会計業務向けに、NECの自治体向け基幹業務SaaS「GPRIME for SaaS」を採用する。従来は独自に基幹システムを構築/運用していたが、運用コスト削減のためにSaaSの利用に踏み切る。まずは忍野村と丹波山村が2011年4月に移行を完了。他の8市町村はシステム切り替え時期に併せて移行する。 (2011/3/10)

セキュリティ

愛知銀行がオンラインバンクの安全性強化

法人向けオンラインバンク「愛銀ビジネスダイレクト[セキュアプラス]」などを対象に、EMCジャパンのフィッシング対策サービス「RSA FraudAction」を2011年4月に導入した。正規のWebサイトを偽って暗証番号などを盗むフィッシングサイトを発見/閉鎖し、安全性を確保する。オンラインバンクシステムには、NTTデータの銀行業務システム「ANSER−WEB」を利用している。 (2011/3/22)

セキュリティ

鹿児島銀行、Webサイトの改ざん対策を強化

オンラインバンクなどの利用者の保護を目的に、閲覧しているサイトが正規サイトであることを明示する仕組みを導入した。利用者のWebブラウザに導入した専用のツールバーが、サイトのWebサーバーと通信。認証情報をやりとりして、正しいサイトであればツールバーのアイコンが緑色になる。セキュアブレインのフィッシング対策システム「PhishWall」を導入した。 (2011/3/22)

仮想化

キヤノンマーケティングジャパンが仮想化を推進

「生活系インフラ」と呼ぶ同社の情報系システムが対象。同社を含めグループ企業22社、約1万9000人のスタッフが利用する。仮想化技術で84台の物理サーバーを8台にまで集約し、保守コストを削減する。日本ヒューレット・パッカードのブレードサーバー「HP BladeSystem」、ストレージ「HP StorageWorks P4000 SAN」などを採用。2011年中に新システムに完全移行する。 (2011/3/25)

コンタクトセンター

資生堂がコンタクトセンターシステム刷新

新システム「ミラー」は、2011年4月に国内拠点で稼働開始した。顧客対応の迅速化/効率化を目指す。オペレータ向けの画面に、顧客からの問い合わせへの回答に必要な製品成分情報の検索機能や、製品に関する社内向けの調査依頼フォームなどを盛り込んだ。同年7月には海外拠点にも導入する。東芝ソリューションのコンタクトセンター向けシステム「CT-SQUARE」を採用した。 (2011/3/30)

勤怠管理

フルキャストテクノロジーが勤怠管理システム導入

人材派遣業の同社が、三菱電機インフォメーションシステムズの人材派遣業務支援システム「AvailStaff」を導入した。勤怠管理業務の効率化が目的。派遣スタッフがFAXで送信する業務進捗報告の内容をOCRで読み取り、自動的に勤怠を集計する。従来はFAXの内容を目視で確認し、手作業でExcelシートにまとめていたため手間がかかっていた。システムは2009年4月に本格稼働。 (2011/3/30)

情報分析

小田急電鉄が顧客分析基盤を構築

百貨店やスーパーなど、グループ各社の共通ポイントカードの利用実績を集約。グループ全体の顧客の購買履歴を分析することで、売上拡大に生かす。分析結果から製品・サービスを購入しそうな顧客を推定してダイレクトメールを送付することで、顧客の来店/購入率が向上するといった効果がすでに現れているという。日本IBMのデータマイニングツール「IBM SPSS Modeler」を採用した。 (2011/3/31)

アウトソーシング

ニチコンが給与計算システム刷新

基幹システムを手組みで構築していたコンデンサ製造大手の同社。日本版SOX法の施行や自社工場の分社化の進展を受け、ガバナンス強化を目的にERPパッケージ「SAP R/3」に移行した。その際、給与計算については業務の標準化や効率化をさらに推し進めるためアウトソースを決断。みずほ情報総研の給与計算サービス「FX-Ware給与計算」を、2007年に全事業所で採用した。 (2011/4/1)

販売管理

良品計画、ネットストアの基盤システム刷新

同社が運営するオンラインストア「無印良品ネットストア」では、2005年ごろから利用者が急激に増加。処理能力の向上を目的に、システムの再構築を決断した。商品参照と販売管理の処理系を分割することで、特定のシステムリソースに処理が集中する状況を解消した。強化したシステム基盤を武器に、今後はパーソナライズ機能の追加など利便性向上も図る。システムはPFUが構築。 (2011/4/4)

業種システム

シミック、新薬開発にSaaSを活用

医薬品開発受託機関(CRO)である同社が、印ウィプロの治験(臨床試験)管理システム「Wipro Rapid Trial」と、日本オラクルの治験業務アプリケーション「Siebel Clinical」をベースにしたシステムをSaaS形式で利用する。複数の国で同時に治験を実施する「国際共同治験」を効率化するため、中国や韓国などアジア拠点で進行中の治験情報や、開発費用をシステムで集中管理する。 (2011/4/11)

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