[新製品・サービス]

3ページで分かる2012年6月の主要ベンダーの発表

2012年7月4日(水)

高可用クラウドサービス、広域仮想LANでデータセンター間を接続(インテック)

インテックは2012年6月12日、新たなクラウドコンピューティングサービスを発表した。システムリソースを配備した首都圏と関西、北陸のデータセンターを広域仮想LANでメッシュ状に接続し、仮想的に1つのセンターとして運用するのが特徴である。ユーザー企業は、広域災害や地域の電力不足にも耐え得る高い可用性を備えたシステム基盤として、同サービスを活用できる。

サービス名は「EINS WAVE(アインス ウェーブ)」。サーバー資源を仮想化し貸し出す「EINS/Shared Platform Service(SPS)」や、データセンター間でのバックアップ/リカバリーを実現する「同/Backup Recovery Service(BRS)」、電子証明書発行サービス「同/PKI+」などのメニューで構成する。2012年下旬から2013年上旬にかけて、モバイル機器管理や統合認証の機能を順次メニューに加えていく。

料金は、EINS SPSが月額1万8000円から、同BRSがストレージ容量100GB当たり月額2万円からなど。BRSの月額料金には米IBM製バックアップソフト「Tivoli Storage Manager」の利用料も含まれる。 (栗原)

AzureでLinux版の仮想マシンが利用可能に(米マイクロソフト)

米マイクロソフトは2012年6月6日、クラウドサービス「Windows Azure」の機能強化を発表した。プレビュー版を含むが、仮想マシンやネットワーク、Webサイト構築などの複数機能を一斉に強化/追加した。

注目は仮想マシンのOSにLinuxを追加した点だ。これまでのWindows Serverに加え、「SUSE Linux Enterprise Server」や「Cent OS」、「Ubuntu」などを選択利用できる。既存のLinuxアプリケーションをAzure上で実行することが可能となる。

企業内のネットワークとAzureをVPNゲートウェイを経由して接続する「仮想ネットワーク」も用意。セキュリティポリシーをオンプレミスからAzureにまで拡張して適用できる。

「Webサイト」は、PHPやASP.NETといった言語やフレームワークを使ってWebサイトを構築するサービス。「Umbraco」や「Drupal」などのCMSソフトを利用できるほか、データベースはSQLデータベース(※SQL Azureから名称を変更)やMySQLを選択可能。MacやLinuxから利用するSDK(ソフトウェア開発キット)も用意する。 (折川)

ソーシャル機能でプロセス効率化を図るBPMソフト(日本IBM)

日本IBMは2012年5月31日、BPMソフトの新版である「IBM Business Process Manager V8.0(IBM BPM V8.0)」を発表した。新版の最大の特徴は、「ソーシャル・コラボレーション機能」を実装したこと。具体的には、業務にかかわる全担当者の作業状況やコメントを、画面上にリアルタイム表示するストリーム機能を備える。さらに、複数のメンバーが同じ画面を見ながら共同作業するための画面共有機能を追加した。

作業中に必要な知識や経験に即座にアクセスできる仕掛けも用意した。例えば、ユーザーが実施中のプロセスを、過去に実施したことのあるメンバーを自動的にリストアップできる。加えて、ベテラン担当者を「エキスパート」として事前に登録。経験の浅い担当者が、作業画面上からチャットを使ってエキスパートに質問したり、画面を共有して詳細な指導を受けながら作業を進めるといったことを可能にした。

IBM BPM V8.0は、iOSをサポートする。導入費用は、開発・テスト実行環境を含む開発者向けライセンスが699万3100円から。 (力竹)

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