[新製品・サービス]

3ページで分かる2012年10月の主要ベンダーの発表

2012年11月9日(金)IT Leaders編集部

EMC、シスコなど
“ビッグデータ活用”の社会実験プロジェクトを支援

米EMCやシスコシステムズらは2012年9月13日、“ビッグデータ活用”に関する社会実験プロジェクトをスタートした。発起人は、米アゲンスト・オール・オッズ・プロダクション社のCEOリック・スモーラン氏。テクノロジーを駆使して、ユニークな社会実験プロジェクトを多数手がけてきた人物だ。

プロジェクトでは、世界中に分散する数十億個のセンサーや、RFIDタグ、GPS対応カメラなどから集めたデータを読み解く。「アザラシの頭部にセンサーを装着して海底地図を作る」「気象衛星のデータを使って、マラリアを媒介する蚊の発生を予測する」といったテーマで、合計6つの実験を試みる。

現在、EMCのWebサイトでダウンロード配布するスマートフォン向けアプリも、そうした実験の1つ。スマートフォンをセンサーに見立て、人々の様々な情報を収集し、共通点や傾向などを調べる。アプリは2つの情報を収集する。1つはパッシブデータ。GPSを使って毎日の移動距離を調べたり、振動センサーで最も活動的な時間帯を調べたりする。もう1つは、利用者の思想に関する情報。“人間の本質は善と悪のどちらか”“自分の身体のどこを変えたいか”といった設問に答えてもらう。

収集したデータはサーバー側でリアルタイムに処理。専門家によるデータ分析に供する一方、結果をアプリにフィードバックする。ユーザーは、他の利用者のアンケート結果や統計情報を閲覧できる。また、顔写真をアップロードすると、自分に似た人の顔写真をコンピュータが提示するオプションもある。実験は、2012年11月20日までの約2カ月間行う。 (緒方)

今回の実験で配布するアプリ
今回の実験で配布するアプリ。スマートフォンの機能を使って、人々のさまざまな情報を取得する。もちろん、プライバシーは保護される。

米ブロケード コミュニケーションズ システムズ
OpenFlowで制御可能な大規模向けスイッチ

米ブロケード コミュニケーションズ システムズは2012年9月12日、スイッチ「Brocade VDX 8770」を発表した。VDXシリーズの最上位モデルに位置し、大規模な回線事業者などの利用を想定する。

複数のスイッチを仮想的に統合し、1台のスイッチと見なす「Ethernet Fabric」技術を採用。ネットワークの構成変更に伴う設定負荷を軽減するほか、必要に応じて動的に機器を追加できる。接続するすべての伝送経路を活かすことで性能向上も見込める。従来は、ネットワークの不正動作を防ぐために経路の一部を遮断していたことから、利用効率が犠牲になっていた。

OpenFlowを使ってスイッチを制御することも可能だ。データをどのような経路で伝送するのかを、スイッチとは独立したコントローラによって規定する。経路を変更する際、手作業で各スイッチを設定する手間を省き、動的な経路変更を可能にする。

ポート数は、データの転送速度が10Gbpsもしくは1Gbpsとなるポートが48基、または40Gbpsのポートが12基となる。

大規模向けのルータ(コアルータ)「MLXe」シリーズも合わせて発表した。1シャーシあたりのポート数を768基(データ転送速度は10Gbps)まで実装する高密度を売りにする。(折川)

詳細は「機器をソフトウェア制御するSDNを推進 次代のネットワークを見据えた製品戦略打ち出す

写真 「Brocade VDX 8770」
写真 「Brocade VDX 8770」
関連記事

Special

-PR-

3ページで分かる2012年10月の主要ベンダーの発表 [ 3/3 ]

PAGE TOP