[中国電脳事情]

【中国電脳事情セレクション】Alibaba Cloud、中国シングルデーの“爆買い”需要にハイブリッドクラウドで対応、ほか

2017年12月28日(木)足立 治男

中国メディア各社の報道から、IT関連の最新動向を紹介する「中国電脳事情」。1カ月間に報じられた主要なニュースから重要なものをピックアップしてお伝えする。

Alibaba Cloud、中国シングルデーの“爆買い”需要にハイブリッドクラウドで対応

―新浪サイエンス(2017年11月11日)

 中国の“爆買い”セールの日、シングルデー(11月11日)が定着して久しい。その主役はやはり中国最大のECサイト「Tmall.com(天猫)」を運営しているアリババグループだ。2017年のシングルデーでは、11月11日午前0時を回った途端、驚くことにわずか11秒で取引高が1億元を突破し、28秒で10億元、3分1秒で100億元、40分12秒で500億元、9時間で1000億元を突破した。この凄まじいトランザクションを支えたのが、「Alibaba Cloud」を運営するAliyun(阿里雲)だ。

 Alibaba Cloudシングルデー責任者を務めた何雲飛氏によると、今年のシングルデーでTmall.comが用意した商品は、人気ブランドだけでも14万点、総数1500万点に達し、これらを安全なセキュリティの仕組みの下で顧客への販売を行う必要があったという。何氏は、この凄まじい状況への対応を「世界レベルの難題」と表現し、Alibaba Cloudは世界最大規模とされるハイブリッドクラウドを構築したという。

 「今回構成したハイブリッドクラウドでは、1時間以内に10万台のサーバーへと拡張できる。こうしてすべての購入、販売、支払、配送のすべてに対応した」と何氏は胸を張った。

 アリババの統計によると、2017年のシングルデーでの平均トランザクション数は毎秒32万5000件で、そのうちの支払いは毎秒25万6000件。昨年比で1.1倍となり世界記録を更新したという。また、これに関連したデータベーストランザクション数では、毎秒4200万件を記録したという。

中国工業・情報化省がスマートカーの成長を推進

―中国証券報(2017年11月06日)

 2017年11月6日に上海市嘉定区で開催された第6回世界スマートカー(インテリジェントカー)大会。その席上で、中国のIT政策を司る工業・情報化省の副部長(副大臣)、辛国斌氏は、スマートカー産業の成長における社会インフラや測定・評価基準等の整備不全の問題について、同省が4方面からスマートカーの成長を推進する計画を発表した。

 計画は次の4つの骨子からなる。(1)まず基準・標準を制定し、スマートカーに関連する法整備を急ぐ。(2)産業生態系を構築し、信号などの交通インフラ整備を推進する。全国をカバーする次世代通信ネットワークを建設し、自動車、道路、人、クラウド間の相互通信を促す。(3)行政のスマートカーに関する監督を強化して安全を保障する。(4)海外との提携を深めて成果を共有する。海外との提携の下で中国におけるスマートカーの標準を整備し、影響力と知名度の向上を図る。

 辛氏は続けて、中国におけるスマートカーの成長には、次の4つの優位性があると述べた。(1)中国では新エネルギー車(EVや電動バイクなど)の分野で顕著な成果を上げており、この分野では比較的堅実な基礎を有していること。(2)中国では情報通信分野ですでに世界的な優位性を保持しており、特に5Gの研究開発では世界最先端と同時進行していること。(3)中国ではその体制上、産業資源を集中させて研究開発を行う政策が採られていること。(4)中国は世界最大の自動車市場を有しており、スマートカー産業の成長に広大な市場空間を提供できること。

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