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DataRobot、Informatica、Tableauなどの活用を支援するデータ分析基盤を提供─NTTデータ

2019年3月26日(火)IT Leaders編集部

NTTデータは2019年3月25日、企業におけるデータ分析活用の裾野を広げ、高度なデータ分析スキルを持たないさまざまな業務部門の利用者が、データ活用を起点とした意思決定、ビジネス変革を行えるように支援するデータ分析基盤製品「Trusted Data Foundation」の提供を開始した。

 Trusted Data Foundationは、企業がデータ資産を集約し分析活用するための環境を、AWS(Amazon Web Services)などの基盤上で包括的に提供する(図1)。DataRobot、Informatica、Tableauなど、各パートナーとのエコシステムを形成しており、企業の要望や課題に応じて、これらの製品を組み込んで提供できる。

図1:Trusted Data Foundation on AWSの概要(出典:NTTデータ)図1:Trusted Data Foundation on AWSの概要(出典:NTTデータ)
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 これまでNTTデータは、各業界向けに、分析基盤の構想立案、構築、セキュリティ・ガバナンス設計や、データマネジメント戦略立案・推進、情報活用組織の立ち上げ・運営サポートなどの支援を実施してきた。こうした実績やAWSのプレミアコンサルティングパートナーとして培ったノウハウを活用し、企業のデータ分析活用を起点としたビジネス変革を支援する。

 ラインアップは2つで、「ソリューションベースドSI」と「アナリティクス・マネージドサービス」を提供する。ソリューションベースドSIでは、高いセキュリティレベルとガバナンスを確保した全社利用可能な環境を、企業の個別要件に応じてカスタマイズ構築できる。アナリティクス・マネージドサービスでは、スモールスタート、素早いビジネス検証が可能な環境を、最短5営業日で利用開始できる。

 さらに、構築後の活用促進、データ分析・データマネジメント業務を、NTTデータの300名を超えるコンサルタント、データサイエンティストが一貫して支援する。

 具体的には、ソリューションベースドSIでは、AI・データの民主化を促進する全社分析基盤を、金融機関等への分析基盤構築などの実績、ノウハウをベースとしたリファレンスアーキテクチャを活用し、企業の個別要件に寄り添ったカスタマイズ構築を行う。個人情報を格納でき、FISC安全対策基準に準拠した安全な高セキュリティ環境を提供可能だと同社はアピールする。

 全社での複数部門の利用を前提に、データ・環境へのアクセス制御を行い、ガバナンスを確保する。業務部門が扱いやすいデータの事前作成や、業務部門がセルフサービスでデータ探索、データ準備可能な機能を提供する。業務部門の必要なツール・環境をプリセットしておき、使いたい時に迅速に提供することもできる。

 アナリティクス・マネージドサービスは、小さく始めて試行錯誤しながら育てたいというニーズに対応可能なNTTデータ規定のSLAに基づく分析基盤サービスである。これまで「BizXaaS BA」として提供してきた分析基盤の構築・活用支援実績に基づき、迅速に提供する。ユーザーは、運用保守から解放され、データ分析による業務効果創出に専念できるようになる。

 なお、NTTデータがこれまで提供してきたBizXaaS BAなどの分析基盤サービスは、Trusted Data Foundationとしてブランド統合して提供していく。NTTデータは、Trusted Data Foundationで提供可能な製品、テクノロジーのラインアップを継続的に拡充するとともに、様々な業界のユーザー企業にTrusted Data Foundationを提供し、3年後までに、売り上げを50億円規模に拡大することを目標にする。

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NTTデータ / AWS / DataRobot / Tableau / FISC

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