[市場動向]

NTTとマイクロソフト、ユーザー企業のDX支援で複数年にわたる提携、サービス提供にAzureを活用

2019年12月12日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

NTTと米マイクロソフト(Microsoft)は2019年12月10日、デジタル変革を支える製品・サービスの提供を目的に、複数年にわたる戦略的提携に合意したと発表した。NTTが持つITインフラおよび運用サービスと、米Microsoftが持つクラウド技術やAI技術を融合させる。提携の一部としてNTTは、自社サービスの基盤としてAzureを活用していく。

 NTTと米マイクロソフトは、顧客のデジタル変革を支援する製品・サービスを提供していくことを目的に、複数年にわたる戦略的提携に合意した(写真1)。NTTが持つITインフラや知見、運用サービスなどと、マイクロソフトが持つクラウド技術やAI技術を組み合わせる。

写真1:米MicrosoftでCEOを務めるサティア・ナデラ氏(左)と、NTTで代表取締役社長を務める澤田純氏(右)(提供:NTT、日本マイクロソフト)写真1:米MicrosoftでCEOを務めるサティア・ナデラ氏(左)と、NTTで代表取締役社長を務める澤田純氏(右)(提供:NTT、日本マイクロソフト)
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 提携ではまず、ユーザー企業のデジタル変革を加速するIT基盤サービスとして、「グローバル・デジタル・ファブリック」を提供する。パブリッククラウド、データセンター、ネットワークなどのインフラサービス群に、生産性を向上させるサービスなどを組み合わせて提供する。

 さらに、デジタル技術を活用した企業向けの製品・サービスの開発で協力する。サービスの基盤には、クラウドサービスのMicrosoft Azureを利用する。製品・サービスの例として、脅威情報の分析、AIベースのアシスタントを備えたソーシャルロボティクス、デジタルワークプレイス、ナレッジマネジメントなどの実現を目指す。

 研究開発においても連携する。NTTが研究を進めている次世代コミュニケーション基盤「IOWN(Innovative Optical & Wireless Network)」の中核技術であるオールフォトニクスネットワーク(All Photonic Network:全光ネットワーク)や、デジタルツインコンピューティングなどの研究を挙げている。

 提携の一部としてNTTは、ITインフラサービスやデータ分析サービスなどの自社サービスの基盤として、Azureを活用していく。

関連キーワード

NTT / Microsoft / Azure / IOWN / デジタルワークプレイス / フォトニクス / 協業・提携 / デジタルツイン

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