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ローコード開発ツール「Magic xpa」新版、AngularによるWebクライアント画面を自動生成

2020年9月11日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

マジックソフトウェア・ジャパンは2020年9月11日、ローコード開発ツールの新バージョン「Magic xpa 4.6.1」の販売を開始した。新版では、Webクライアント画面のJavaScriptフレームワークであるAngularのコードを自動生成する機能「Magic xpa Web Client」を正式にサポートする。

 マジックソフトウェア・ジャパンの「Magic xpa」は、イスラエルMagic Software Enterprisesが開発したローコード開発ツールである(関連記事RAD(高速開発)ツール「Magic xpa」をクラウド化、富士通のクラウドで提供)。

 アプリケーションやデータベースの雛形をノンプログラミングで作成できる。Javaなどの他の開発言語と比べて、アプリケーションを短期に開発できる。開発したアプリケーションは、PCやスマートフォンなど複数の動作環境で動く。

 今回の新版(Magic xpa 4.6.1)では、Webクライアント画面を自動生成する機能「Magic xpa Web Client」を搭載した(図1)。Webクライアント画面を以前よりも容易に実装できるようになった。同機能は、現行のメジャーバージョン「Magic xpa 4.x」において、ベータ版として実装していたものである。今回の新版で、これを正式にサポートする。

図1:「Magic xpa Web Client」の概要(出典:マジックソフトウェア・ジャパン)図1:「Magic xpa Web Client」の概要(出典:マジックソフトウェア・ジャパン)
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 Magic xpa Web Clientでは、ローコード開発ツールのMagic xpaと、Webクライアント開発部品のAngularを融合させている。Angularは、クライアント画面を1つのWebページで実現するSPA(Single Page Application)のためのJavaScriptフレームワーク(ソフトウェア開発部品)である。Angularのコードは、JavaScriptを拡張したTypeScriptで書く。TypeScriptをコンパイルするとJavaScriptのコードが得られる。

 データベースの定義やビジネスロジックの開発は、Magic xpaのリポジトリベースのローコード開発で行う。画面を設計すると、Angularのコード(HTML5、CSS3、TypeScript)が自動で生成する。ビジネスロジックと画面のマッピングを維持した状態でコードを生成するので、SPAを開発するにあたり、従来のプログラミング言語よりも開発効率と保守性が高いとしている。

 価格(税別)は、以下の通り。製品は、開発ツール「Studio」と、実行(ランタイム)環境の2つがある。開発ツールのStudioは、18万5000円から(Webクライアント開発に限定したRIA Editionが18万5000円、通常版が60万円)。クライアントPCの実行環境は、1台あたり6万円から(1台で6万円、5台で28万5000円など)。サーバー実行環境は、40万5000円(2スレッド同時並行処理)から。サーバー製品に関してのみ保守料(ソフトウェアメンテナンス)が追加で発生する。
 

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