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さくら情報システム、帳票OCRの受託サービス「Sakura-Eye」を強化、手書き認識精度を向上

AI-OCRエンジンとしてAI insideのDX Suiteを追加

2021年4月2日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

さくら情報システムは2021年4月1日、帳票をAI-OCRで読み取ってテキストデータ化するアウトソーシングサービス「Sakura-Eye」を強化した。オプションでAI insideの「DX Suite」をAI-OCRエンジンとして追加搭載できるようにした。これにより、手書き文字の認識精度を高めた。今回さらに、Sakura-Eyeとは別の新サービスとして、ユーザー自身でスキャンしてOCR結果を一時保管できる「Sakura-Eyeオンデマンド」も開始した。

 さくら情報システムの「Sakura-Eye」は、帳票をOCR(光学文字認識)で読み取ってテキストデータ化するアウトソーシングサービスである(図1)。帳票のスキャン作業やOCR定義の作成といった煩雑な作業を同社が代行する。データ化後の成形・加工など、細かい要望にも応える。OCRによる機械的なデータ化だけでなく、人が入力や補正を行ってデータの正確性を高める。

図1:帳票をAI-OCRで読み取ってテキストデータ化するアウトソーシングサービス「Sakura-Eye」の概要(出典:さくら情報システム)図1:帳票をAI-OCRで読み取ってテキストデータ化するアウトソーシングサービス「Sakura-Eye」の概要(出典:さくら情報システム)
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 データ化の対象となる帳票は、ずべてさくら情報システムのデータセンター内で保管する。OCR処理や人によるデータ入力作業時は、必要な箇所のイメージだけを切り出して、それぞれの関連性を絶った上で安全に処理を行う。

 今回、オプションでAI-OCRのエンジンを拡充し、AI insideのクラウド型AI-OCRサービス「DX Suite」を利用できるようにした。オプション適用時は、これまでのSakura-EyeでOCR対象部分のイメージを切り出し、クラウド上のDX Suiteに連携させてデータ化する。これにより、主に手書き文字の認識精度を高めた。

 今回さらに、Sakura-Eyeを手軽に利用できる新サービスとして、ユーザーみずからセルフサービス型で利用できる「Sakura-Eyeオンデマンド」も開始した。さくら情報システムが設定したクライアントPCとスキャナをユーザーのオフィスに設置して運用する。OCR結果データと読み取りイメージは、クラウド上で即時確認できる。

 参考価格(税別)は、以下の通り。

 アウトソーシング型のSakura-Eyeは、帳票の読み取り設計手数料が項目名ごとに1項目あたり500円。基本料となる標準サービスは、1カ所1円。オプションのDX Suite利用料は、1カ所2円。手動でのデータ入力など各種のアウトソーシングサービスは個別見積もり。

 セルフサービス型のSakura-Eyeオンデマンドは、帳票の読み取り設計手数料が、項目名ごとに1項目あたり500円。利用料は、初期費用が5万円、月額費用が3000枚までで10万円、3001枚以降は従量課金。オプションのDX Suite利用料は、1カ所2円。

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