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Archaic、エッジAIカメラソフト「AI Open Camera」に人数流入カウント機能を追加

2022年8月12日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

Archaicは2022年8月9日、エッジAIカメラソフトウェア「AI Open Camera」に、新機能「人数流入カウント」を追加した。AI Open Cameraは、Windows PCに接続した既存の監視カメラをマーケティング用途に活用できるようにするソフトウェアであり、ダウンロードして無料で利用できる。カメラ映像から人物の性別、年齢、来店人数をデータ化可能である。

 Archaicの「AI Open Camera」は、既存の監視カメラをマーケティング用途に活用できるようにするソフトウェアである。Windows 10上で動作するPC用のソフトウェアであり、同ツールのWebページからダウンロードして無料で利用できる。PCにカメラを紐づけるだけで、現状の監視カメラがマーケティング用のエッジAIカメラになる。PC上でカメラ映像を分析し、人物の性別、年齢、来店人数をデータ化する。

画面1:エッジAIカメラソフトウェア「AI Open Camera」の画面。新機能「人数流入カウント」では、設定した境界線をまたがって移動した人数をカウントできるようになった(出典:Archaic)
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 今回の機能強化では、設定した境界線をまたいで移動した人数をカウントする「人数流入カウント」が可能になった(画面1)。POSレジでは測定できない、「未購入者数」、「人の通過」、「滞留」、「混雑状況」が推定できるようになるので、「店舗人員の最適化」や「商品の陳列棚の最適な配置」といった用途に役立つ。

 AI Open Cameraを提供する背景について同社は、「中小企業はAI機能付きのカメラやAIソフトウェアを導入することは予算的に厳しい。店舗カメラの画像データを取得してもマーケティングに活用することができていない」という事情を説明する。

 同社が実施したアンケート結果によると、中小企業(300人未満)のうち、AI未導入の企業に勤める中小企業の71%がAIの導入を現段階で検討していないと回答。また、AI導入済みの企業の約6割は年間に300万円までしかAI導入に予算を割けないと回答している。

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