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「ドコモIoTマネージドサービス」でモバイル回線冗長化を可能に─NTT Com

サブ回線の運用・保守もNTT Comが実施

2022年10月20日(木)IT Leaders編集部

NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は2022年10月19日、「ドコモIoTマネージドサービス」において、複数の通信キャリアを組み合わせて回線を冗長化するサービスを同年12月から提供すると発表した。ユーザー自身でサブ回線を調達・保守することなく、回線を冗長化可能である。

 NTTコミュニケーションズ(NTT Com)の「ドコモIoTマネージドサービス」は、ユーザーの課題・要望に合わせたIoT環境を提供するサービスである(図1)。今回、同サービスにおいて、複数の通信キャリアを組み合わせて回線を冗長化するサービスを用意した。ユーザー自身でサブ回線を調達・保守することなく、回線を冗長化可能である。

図1:IoT向けに複数のモバイル回線を使って回線を冗長化するサービスの概要(出典:NTTコミュニケーションズ)
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 ドコモIoTマネージドサービスで使うIoTゲートウェイ(Robustel提供)は、2つのSIMカードを挿入することで、通信を冗長化可能である。今回のサービスでは、メイン回線としてNTTドコモのSIM、サブ回線としてNTT ComのIoT向けモバイルデータ通信サービス「IoT Connect Mobile Type S」(ICM Type S)を利用する。

 ICM Type SのSIMは通常、NTTドコモと他キャリアの回線のうち、電波の強い方に接続する。一方、今回のサービスでは、他キャリアの回線だけに接続する。これにより、メイン回線に接続できなくなった場合には、ICM Type Sを通じてスムーズにサブ回線に切り替わる。また、メイン回線に接続可能となった場合、自動でメイン回線に復帰する。

 特徴は、ユーザー自身で回線の契約・調達を行う必要がないこと。サービスを契約するだけで複数キャリアの回線を利用可能である。サブ回線の運用・保守もNTT Comが実施する。障害発生時は、NTT Comがユーザーからの問い合わせに対応する。なお、サブ回線として使うICM Type Sは従量課金制のため、使わないときは月額費用を抑えられる。

 「IoTを活用して事業を展開する企業の中で、複数のキャリアを組み合わせた冗長化を必要とするユーザーが増えている。一方で、複数の通信キャリアの回線をユーザーが調達し個別に運用することは手間がかかるため、導入のハードルが高いことが課題である」(同社)。

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