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日本生命、基幹システムの稼働基盤をメインフレーム「IBM z16」に刷新

ハイブリッドクラウドへの移行で中核システムに

2023年3月14日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

日本生命保険は、基幹システムの稼働基盤を、日本IBMのメインフレーム「IBM z16」に刷新し、2023年1月に稼働開始した。同社は長年にわたって生命保険業務の基幹システムとしてIBM製メインフレームを運用し、継続的に最新化を図ってきた。z16は2022年5月出荷開始の現行モデルで、国内における同モデルの本番稼働事例は今回が初めて。日本IBMが2023年3月14日に発表した。

 日本生命は、基幹システムの稼働基盤を、日本IBMのメインフレーム「IBM z16」に刷新し、2023年1月に稼働開始した。z16は2022年5月に出荷が始まったIBM zメインフレームの現行モデルであり、国内におけるz16の本番稼働事例は今回が初めて(写真1関連記事メインフレーム新製品「IBM z16」、オンチップAIアクセラレータでリアルタイム推論を可能に)。

写真1:メインフレーム新型機「IBM z16」の外観(出典:日本IBM)

 同社は長年にわたって生命保険業務の基幹システムとしてIBM製メインフレームを運用し、システム資産を継承しながら最新のハードウェア/ソフトウェアを導入し、継続的にメインフレームの最新化を図ってきた。

 2018年導入のz14では、ハードウェア暗号化機構(Crypto Express)を活用したマイナンバー登録・参照業務を開始している(関連記事日本IBMが新型メインフレーム「z14」を展示して特徴を説明、暗号化やストレージI/Oなどが高速に)。最近では、クラウド基盤やオンプレミスのオープン基盤とメインフレームを統合監視する仕組みの実地テストを検討しているという。

 2022年には、基幹システムをリフト&シフトのアプローチでハイブリッドクラウドシステムに移行するモダナイゼーションの方針を決定。このハイブリッドクラウドビジョンの中で、メインフレームはオンプレミスの中核システムを担う。一方、クラウドには、IBM Cloudとコンテナ技術のRed Hat OpenShiftを採用する。

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