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TIS、AWS移行時の経済効果を可視化する「AWSクラウドエコノミクス評価サービス」を提供

2023年4月14日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

TISは2023年4月13日、AWS移行効果可視化サービス「AWSクラウドエコノミクス評価サービス」を発表した。ユーザーの情報システムをAWS(Amazon Web Services)に移行した場合のメリットを数値化したレポートを提供する。価格(税別)は、コスト効果の算定が2カ月程度 で250万円から。コスト効果の算定とアセスメントが、2.5~3カ月で360万円から。

 TISの「AWSクラウドエコノミクス評価サービス」は、ユーザーの情報システムをAWSに移行した場合の効果を可視化するサービスである。現在のインフラリソース情報を収集し、AWSの財務的効果(クラウドの経済価値)を定義・数値化する。AWSへの移行を意思決定する際に必要な情報を、アセスメントレポートとして提供する。

 「クラウドへの移行を検討するユーザーが増える一方で、移行に関わる影響やメリットの定量的な評価には、AWSやクラウドに関する専門知識を要する。ユーザー自身での判断が難しく、クラウド移行に踏み切れないユーザー企業のAWSへの移行を支援するため、今回のサービス提供に至った」(TIS)

 これまで数値化が難しかった、下記4つの観点を含めたレポートを提供する。

  • インフラコストの削減(TCO観点でのITインフラコスト削減)
  • スタッフ生産性の向上(システム管理の時間を削減し、コア業務にシフト)
  • 頑強なオペレーション(可用性・耐障害性の改善による予期せぬダウンタイムの削減)
  • 俊敏なビジネス(開発効率の改善による効果)

 アセスメントの大まかな流れは、以下の通りである。

  1. アセスメントのためのヒアリング
  2. AWSクラウドエコノミクスMPAツールへの情報インポート
  3. 試算結果をもとにアセスメントレポートを作成

 アセスメントのためのヒアリングとして、TISが提供する専用フォーマットに、インフラリソースの情報を記載する。現状のシステムリソース情報として、ハードウェア情報(サーバースペック(CPU/メモリー)、ディスク・ストレージ容量、ソフトウェア(OS、ソフトウェア構成情報)、ネットワーク環境の情報(外部とのデータ通信量、必要帯域)などを記載する。

 このうえで、アセスメント内容に関するディスカッションを実施する。アセスメントの目的(アセスメント結果の用途)、ユーザーが希望するアセスメントの粒度、コスト試算の前提、などを確認する。アセスメントの目的や希望するアセスメント粒度に応じて、追加でシステム構成情報を確認することもある。

 次に、ヒアリングで得られた内容をもとに、AWSが提供する専用ツール「MPA」(Migration Portfolio Assessment)を使ってTCOを自動で試算する。

 こうして得られた試算結果をもとに、TCO試算結果をレポートとして報告する。アセスメントの目的に応じてレポートのアレンジにも対応する。

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