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ピュア・ストレージ、月額制ストレージの電力/ラックスペース費用を同社が負担する新施策

AWS上のDR環境「Pure Protect //DRaaS」を同時発表

2023年10月20日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ピュア・ストレージ・ジャパンは2023年10月19日、月額/サブスクリプション制ストレージ利用モデル「Evergreen//One」および「Evergreen//Flex」を拡充し、基本料金をそのままにストレージの電力とラックスペースの費用を同社が負担する新施策を発表した。合わせて、新しいデータ保護サービス「Pure Protect //DRaaS」を発表した。オンプレミスで動作するVMware仮想サーバーのDR環境をAWS上に構築する。

 ピュア・ストレージ(Pure Storage)の「Evergreen//」は、同社製ストレージの利用・保守サービスである。保守プログラムの「Evergreen//Forever」、月額利用モデルの「Evergreen//One」、ハードウェアは資産として購入しつつストレージ使用量に応じて月額/サブスクリプション型で支払う「Evergreen//Flex」の3種類がある(関連記事ピュア・ストレージ、機器購入とサブスクリプションを組み合わせた利用モデル「Evergreen//Flex」を発表)。

 今回、Evergreen//OneとEvergreen//Flexを拡充し、基本料金をそのままにストレージの電力とラックスペースの費用をピュア・ストレージが負担する新施策を発表した。2023年10月10日以降の新規契約で、一定以上のストレージ容量などの条件を満たした契約が対象になる(図1)。

図1:Evergreen//OneとEvergreen//Flexにおいて、使用容量などの条件を満たしたユーザーを対象に、ストレージの電力とラックスペースの費用をピュア・ストレージが負担する(出典:ピュア・ストレージ・ジャパン)
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 電力とラックスペースの費用は、実績値ではなく国ごとの固定料金レートに基づいて算出し、同社が現金またはサービスクレジットの形で支払う仕組みをとる。条件の対象/対象外で基本料金に差はなく、2023年10月10日の施策開始より以前と比べても基本料金に差はない。つまり対象ユーザーは算出した電力とラックスペースの費用分を純粋にストレージコストから削減できることになる。

 また、同時発表の「Pure Protect //DRaaS」は、オンプレミスにあるVMware仮想サーバーのDR(災害復旧)環境を、Amazon Web Services(AWS)上に構築するデータ保護サービスである(図2)。

 災害などでシステム障害が発生した際、AWS上でシステムを復旧させる。クラウド上にVMware環境を用意するのではなく、VMware仮想サーバーとAWSのインスタンスを相互に変換することでクラウド資源の費用などを抑える。VMwareのAPI変換機能を利用する。

図2:データ保護の新サービス「Pure Protect //DRaaS」の概要(出典:ピュア・ストレージ・ジャパン)
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