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IBM、Linux専用メインフレームの低価格モデル「LinuxONE 4 Express」を発表、13万5000ドルから

最大プロセッサコア数やドロワー数などを抑えて低価格化

2024年2月8日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

米IBMは2024年2月6日、Linux専用メインフレーム「IBM LinuxONE」のエントリーモデル「IBM LinuxONE 4 Express」を発表した。汎用ラックマウント構成で提供する。Linuxワークロード動作のための物理プロセッサコア(IFL)最大数を68から16に抑えるなど、現行のエントリーモデルと比べてスペックを抑えている。価格はハードウェア本体が13万5000米ドルから。

 米IBMの「IBM LinuxONE」シリーズは、Linuxシステムの稼働に特化したメインフレームである。メインフレームのハードウェアを流用しつつ、Linuxやオープンソースソフトウェア(OSS)への対応を強化している。LinuxONEに対応したLinuxやOSSは既存のメインフレームでも動作する。

写真1:汎用ラックにマウント可能な「IBM LinuxONE 4 Express」(出典:米IBM)
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 「IBM LinuxONE 4」のハードウェアは、メインフレーム「IBM z16」シリーズと同一の専用設計の19インチラック筐体を採用し、汎用のラックにはマウントできなかった。改善として2023年5月、z16とLinuxONE 4の両シリーズにおいて、専用ラックマウント版の「シングルフレーム/マルチフレーム」モデル(最大4ラック構成)に加えて、汎用ラックにマウント可能な「ラックマウント」モデルを追加している(関連記事メインフレーム「IBM z16」にラックマウントモデルが登場、汎用19インチラックに収容可能)。

 今回、汎用ラックマウント版のラインアップを拡充し、最も低価格のエントリーモデル「IBM LinuxONE 4 Express」を発表した(写真1)。現行のエントリーモデル「LinuxONE Rockhopper 4」は、Linuxワークロード動作のための物理プロセッサコア(IFL)最大数が68だが、LinuxONE 4 Expressでは16に抑えている。ほかにも、ドロワー最大数を2から1に、入出力ドロワー最大数を3から1に抑えている。

 LinuxONE 4 Expressの価格は、ハードウェア本体が13万5000米ドルから。IBMは、LinuxONE 4 Expressの主な用途として、x86サーバーからのリプレースを挙げている。同社の試算では、Linuxワークロードをx86サーバーから移行することで5年間の総所有コストを52%以上削減するという。

 z16とIBM LinuxONE 4は、AI推論用のアクセラレータを備えた新プロセッサ「IBM Telum」を搭載し、TelumのオンチップAI推論による、データが置かれた場所でのリアルタイムな分析処理を特徴としている。IBMによると、ある医療保険会社は大量の医療記録をほぼリアルタイムで分析し、請求処理の妥当性を検証しているという(関連記事メインフレーム新製品「IBM z16」、オンチップAIアクセラレータでリアルタイム推論を可能に

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