[事例ニュース]

住信SBIネット銀行、生成AIを活用したデータ分析・業務支援システム「Shadow」を内製開発

金融事業特有のデータ集計、要因分析、グラフ作成などを実行

2024年4月23日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

住信SBIネット銀行(本社:東京都港区)は2024年4月23日、生成AIを活用したデータ分析・業務支援システム「Shadow」を内製開発し、全社員で利用を開始したと発表した。チャットでの対話形式で、金融事業に特有のデータ集計、要因分析、グラフ作成などの業務を行えるとしている。

 住信SBIネット銀行は、生成AIを活用したデータ分析・業務支援システム「Shadow」を内製開発し、全社員で利用を開始した。チャットでの対話形式で、金融事業に特有のデータ集計、要因分析、グラフ作成などの業務を行えるとしている。生成AIには、閉域網を介してAzure OpenAI Serviceを利用する(図1)。

図1:住信SBIネット銀行が内製開発した、生成AIによるデータ分析・業務支援システム「Shadow」の概要(出典:住信SBIネット銀行)
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 チャットから必要なデータをアップロードすると、業績予測を示し、実績に基づいて要因を分析し、分析結果のテキストやグラフなどを画面に表示する。ここから報告資料を自動で作成可能である。

 自律的に思考をループさせる仕組みも持つ。社員が複数のデータをアップロードした際、AIがこれらのデータを結合する必要があると判断した場合、そのためのプログラムを自律的に生成して実行する。これによって新たに得られた結果に基づいて思考を進めるといった具合だ。データ分析や集計・資料作成の結果が、より正確になるとしている。

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