[IT人材育成[戦略と実践]]

スキル標準ユーザーズカンファレンスで語られたこと―IT人材育成[戦略と実践](3)

2013年12月17日(火)高橋 秀典(スキルスタンダード研究所)

今日の情報システムは企業を支え、ビジネスを戦略的に遂行するための武器でもあります。その構築・実現を担うIT人材の育成は、あらゆる企業にとっての最重要課題にほかなりません。本連載では、企業のITリーダー=IT戦略・情報システム責任者が、いかにしてIT人材育成・活用を推し進めていけばよいのかを掘り下げていきたいと思います。

 2013年12月6日、目黒雅叙園で特定非営利活動法人スキル標準ユーザー協会(SSUG)主催の年次カンファレンス 「スキル標準ユーザーズカンファレンス2014」が開催されました。年に一度のスキル標準をテーマにした日本最大規模のイベントに、1000名近い事前登録があり、大盛況で幕を閉じました。今回のカンファレンスにおける焦点は、3つのスキル標準を統合した「CCSF(共通キャリア・スキルフレームワーク)」です。2003年12月に策定されたITSSから10年、時代の移り変わりを感じます。今回は、カンファレンスの講演内容から、いくつか特徴的な題材をピックアップしてご紹介します。

世界最先端IT国家創造宣言とIT人材育成

 午前の基調講演は、経済産業省によるもので、同省 商務情報政策局 情報処理振興課 課長補佐の村上貴将氏が「経済産業省の情報政策」と題した講演を行いました。

 はじめに、内閣官房が進める「世界最先端IT国家創造宣言」について説明がなされました。これは2013年6月に打ち出され、10月から具体的な計画作りに入っています。ここに含まれる人材育成分科会に筆者も委員として参画しており、経済産業省/IPAも大きな役割を果たすことになっています。図のように工程表も公開されていて、もはや待ったなしで推し進められていくことになりますが、キーワードとして「スキル標準」が明示されており、CCSFを基に検討していく流れになっています。

世界最先端IT国家創造宣言の工程表

図 世界最先端IT国家創造宣言の工程表

 そのCCSFの概要もあらためて説明されました。CCSFは、ITSS(ITスキル標準:技術者向け)、UISS(情報システムユーザースキル標準:ユーザー企業IT部門向け)、ETSS(組込みスキル標準)という内容・構成の異なる3つのスキル標準を整理統合し、使いやすくしたものです。
 

この記事の続きをお読みいただくには、
会員登録(無料)が必要です
登録済みの方はこちら

IT Leaders 雑誌版、電子版をご購読の方、会員登録済みの方は下記ボタンよりログインして続きをお読みください

初めての方はこちら

IT Leaders 会員になると
会員限定公開の記事を読むことができます
IT Leadersのメルマガを購読できます

【次ページ】
  • 1
  • 2
  • 3
バックナンバー
IT人材育成[戦略と実践]一覧へ
関連記事

スキル標準ユーザーズカンファレンスで語られたこと―IT人材育成[戦略と実践](3)今日の情報システムは企業を支え、ビジネスを戦略的に遂行するための武器でもあります。その構築・実現を担うIT人材の育成は、あらゆる企業にとっての最重要課題にほかなりません。本連載では、企業のITリーダー=IT戦略・情報システム責任者が、いかにしてIT人材育成・活用を推し進めていけばよいのかを掘り下げていきたいと思います。

PAGE TOP