[木内里美の是正勧告]

CIOは社会的認知を得られたか?

2016年7月12日(火)木内 里美

日本でCIOという経営者の役割が意識されだしたのは21世紀を迎える頃からだろう。西暦2000年を前に、コンピュータが誤作動するのではと世界中で注目が集まった「2000年問題」では結果的にはほとんど何事もなかった。しかし少なくとも経営者もシステムを意識することに繋がり、CIOという役割の認識が芽生えてきたようだ。

CIOの社会的認知は進んだか?

 日経情報ストラテジーという専門誌が、第三者の目でCIOを表彰する「CIOオブ・ザ・イヤー」を始めたのが2003年だった。筆者は思いもかけず初代のプライズをいただいた。受賞した側なので何が評価されたのか定かではないが、おそらく事業部門からシステム部門の統括になり、業務や制度のあり方、それにシステム部門の役割を、「改革」をゴールとして活動したことが評価されたと思う。

 ITには改革をプロモートする力がある──実際に携わってみて肌身に感じたことである。今更解説することでもないが、CIOはChief Information Officer(最高情報責任者)であり、経営戦略を踏まえた情報投資のデザインや策定を行い、情報システムとして具現化して目的を達成する責任を担う。

 ITを駆使することで、改革を進めたり革新的な仕組みを創ったりすることもできる。CIO=Chief Innovation Officer(最高革新責任者)と言い換えられる所以もそこにある。2012年には日本の政府CIOも任命された。言葉が登場して10数年、今やCIOの社会的認知は確固たるものになった、と言えるだろうか?

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