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MDMサービスの最新版でWindows 10 Mobileに対応─オプティム

2016年10月3日(月)IT Leaders編集部

IoT(Internet of Things)基盤などを提供するオプティムは2016年9月30日、MDM(Mobile Device Management)サービス「Optimal Biz」を最新版の「8.0.0」へメジャーバージョンアップした。Windows 10 Mobileに対応し、企業でのモバイル端末活用を支援する。

 「Optimal Biz 8.0.0」では、Windows 10のモバイル版OSであるWindows 10 Mobileの管理機能を搭載した。デスクトップ版Windows向け機能も強化し、Windows 10およびWindows Mobileの両方に対応可能な「UWP(Universal Windows Platform)」アプリケーションの情報取得および禁止機能への対応、セキュリティ強化機能などを搭載している。AndroidやiOS向け、管理サイト全般についても機能を追加した。

 具体的には、Windows 10 Mobile向けに、OSバージョン・機器名・電話番号・バッテリー残量などの機器上の各種情報を取得し、管理サイトへ表示する機能、管理サイト上からWindows 10 Mobile端末に対してスクリーンロックおよびワイプを実行できる機能、USB接続・カメラ・NFC・Bluetoothの利用を禁止できる機能、Windows 10 Mobile端末の位置情報を取得し管理サイト上で表示できる機能を搭載した。

 Windows向けには、USB機器への書き込み禁止設定やSDカードなど各種デバイスの制限ができる機能、ネットワークセキュリティを強化するためにWindows内のインターネットオプションの設定値を管理サイトから適用できる機能、UWPアプリケーションの情報を取得し管理サイト上で確認できる機能、起動禁止対象のUWPアプリケーションを管理サイトから設定できる機能を追加した。また、Windows端末のZone判定に位置情報を追加した。

 Android向けには、管理サイト上で生成されるQRコードを読み取りライセンス認証情報を自動的に入力させる機能と、APK(Application Package)ファイルを管理サイト上へアップロードして配信できる機能を追加した。

 管理サイト向けには、Telepathy製をはじめとする各種スマートグラスについて、管理サイト上で専用アイコンとして表示できるようにした。

 サービスプロバイダー向けサイトでの、アカウントロック時の通知が可能なログメール通知機能も搭載した。

 iOSを対象にしたサービスでは、オプティムが提供するMCM(Mobile Content Management)製品用のクライアントアプリケーション「Optimal Biz Docs Client」へ独自SDK(Software Development Kit)を組み込み、カメラ起動時の自動プロファイル切り替えやFTPサーバーへのアップロードを可能にする「Secure Camera」機能を追加した。一部の機能の利用には、別途オプション契約が必要になる。

 Optimal Bizは、企業で使用するスマートフォンやタブレット端末の管理、セキュリティ対策をサポートするMDM(Mobile Device Management)・PCマネジメントサービスである。Webブラウザー上から簡単にモバイル端末やPCを一括管理できる。

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