[新製品・サービス]

パスワード不要で情報漏洩を防げるファイル送信製品でクラウドサービスを利用可能に―TCSI

2016年12月22日(木)IT Leaders編集部

TCSIは2016年12月21日、機密情報や大容量データの送受信を支援する「PASERI for Delivery」に、販売パートナーのニューシステムテクノロジー(NST)がクラウドストレージ「SmartDocs」をバンドルし、パスワード不要で誤送信時でも情報漏洩を防げるサービス「PADOC」を提供すると発表した。2017年1月に提供開始する。

 「PADOC」は、個別のクラウド環境構築が不要で、安全なデータデリバリーを可能にする。TCSIのオープンセキュリティ製品「PASERI」を利用した「PASERI for Delivery」を使用している。

 PASERIは、秘密分散技術を用いて情報を意味のない状態に変換・分割し、分割片の1つが盗まれても一部の情報を推測することさえ不可能な状態にできる。

 PASERI for Deliveryは、送りたいデータをファイルやフォルダー単位で指定して、任意の数の無意味化した分散片に分割する。分散片は、公衆回線やクラウド、メール添付、既存のファイル転送サービスなど別々のルートを利用して送信したり、USBメモリーやSSD、HDDなどの物理媒体に保存して運搬したりできる。送信側がPASERI for Deliveryを導入していれば、受信側は専用ソフトウェアなどのインストールは不要で、集めたすべての分散片からデータを復元できる。

 PADOCでは、分散片の送信ルートとして「SmartDocs」の機能を利用できるようにした。SmartDocsのユーザー認証と、分散片セキュリティによる2重のセキュリティを利用可能になる。受信者と受信用端末の特定、すべてのアクセスログの取得による行動把握も可能だ。

 PADOCは、SmartDocsの10利用者ライセンスを標準バンドルしている。価格は、月額5万円(10利用者)からになる。2017年1月から提供を開始し、50社限定で月額を2万5000円にするキャンペーンを4月末まで実施する。

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