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SCSK、帯域制御装置の新モデル「PureFlow AS1」を販売、アクセス先ドメイン名で帯域制御

2024年1月15日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

SCSKは2024年1月15日、アンリツの帯域制御装置「PureFlow シリーズ」の新モデル「PureFlow AS1」を販売開始した。HTTPS通信のドメイン名(SNI)に応じて帯域を制御できるほか、装置自体に監視対象端末の死活監視(ICMPまたはHTTP/HTTPS)機能が備わっている。価格はオープンで、参考価格(税別)は最大帯域1Gbit/sで350万円から。販売目標は2026年3月期までに1000台。

 アンリツの「PureFlowシリーズ」は、ネットワーク帯域制御装置である。限られたネットワーク帯域を複数のアプリケーションで効率よくシェアできるように制御する。QoS(サービス品質)として優先度(8段階)、最低保証帯域、最大帯域、バッファサイズを指定可能である。重要なアプリケーションの通信を優先することによってシステムの安定性と応答性を確保することができる。

写真1:帯域制御装置「PureFlow AS1」(出典:アンリツ)
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 SCSKが販売開始した新モデル「PureFlow AS1」(写真1)は、HTTPS通信で最初にやり取りする平文データに含まれるドメイン名(SNI: Server Name Indication)をフィルタリング条件にして帯域を制御する、クラウドサービス利用環境向け機能を備えている。DNSへの問い合わせパケットを監視してドメイン名のIPアドレスを学習し、ドメイン名に対応するIPアドレスを用いて帯域を制御する仕組み。特定SaaSへの通信帯域を絞るといった管理が可能になる(図1)。

図1:帯域制御装置「PureFlow AS1」に備わるドメインフィルタ機能/SNI識別機能(出典:SCSK)
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 帯域装置自体がICMPまたはHTTP/HTTPSを用いて監視対象端末の死活監視を行う機能も備わっている。通信頻度が低く、パケットを利用したパッシブ(受動)型監視が行えない端末に対しても定期的にアクティブ(能動)型で死活監視を行う。サイレント障害などのように見落としがちな問題も迅速に検知できるようになるという(図2)。

図2:帯域制御装置「PureFlow AS1」に備わるアクティブモニタ機能(出典:SCSK)
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