[市場動向]

NRI、Oracle AlloyによるIaaSを提供開始、金融向けに“NRIマルチクラウド”の選択肢を拡充

SaaS基盤「OCI Dedicated Region」に加えて提供

2024年4月17日(水)IT Leaders編集部

野村総合研究所(NRI)は、同社のデータセンターに「Oracle Alloy」を導入し、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)をカスタマイズした同社管理のIaaSをオンプレミスで顧客に提供する基盤サービスを開始した。既存のSaaS基盤「OCI Dedicated Region」に加えて、金融業を始めとするパブリッククラウドの利用に慎重なユーザー企業に向けて、“NRIマルチクラウド”の選択肢を広げる。日本オラクルが2024年4月16日に発表した。

 野村総合研究所(NRI)は、IaaSのOracle Cloud Infrastructure(OCI)をオンプレミスに配置する「OCI Dedicated Region」を、東京と大阪の自社データセンターに導入して同社の統制下で運用し、金融、小売などのユーザー企業に、ミッションクリティカルシステムの稼働基盤として提供している。

 2021年7月に「BESTWAY」、2022年4月に「T-STAR」、2023年4月に「THE STAR」など、同社の金融向けサービス基盤を順次OCI Dedicated Regionに移行してきた。

 その結果、ユーザー企業の間で金融統制に準拠しデータ主権が確保されるNRI統制下のクラウドに対する需要が高まり、特に金融SaaSと連携するシステムをクラウドで最新化・統合したいという要望が大きかったという。

図1:NRIのマネージドサービス全体における「顧客向け専用パブリッククラウドサービス」の位置づけ(出典:野村総合研究所)
図2:OCIのプライベートクラウド(出典:日本オラクル)
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 そこでNRIは、ユーザーのニーズに対応すべく、「Oracle Alloy」を導入し、OCIをカスタマイズしたIaaSをオンプレミスで提供する基盤サービスの提供を開始した。

 Oracle Alloyは、サービス事業者やIT/SIベンダーなどが、自社の顧客にOCIを自社のクラウドサービスであるかのように提供することを可能にする。図1図2関連記事NRI、OCIベースのIaaSを「顧客向け専用パブリッククラウドサービス」として提供)。

 Oracle Alloyでは、サービス基盤を稼働するデータセンターの場所(ワークロードを処理する場所)やハードウェア、運用方法、エンドユーザーに提供するUI/UXやサービスのブランディングなどをカスタマイズして運用できる(画面1)。NRIは、東京と大阪の両データセンターにOracle Alloyを導入し、OCI Dedicated Regionと同様の高可用構成でサービスを提供する。

画面1:Oracle AlloyにおけるUI/UX設定画面(出典:日本オラクル)
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 Oracle Alloyの導入により、NRIが提供する基盤サービスに、OCIに備わる生成AIサービスやクラウドネイティブ開発ツールなどを加えてユーザーに提供できるようになった。マネージドサービス「atlax」の利用も合わせて提案する(図3)。

図3:Oracle Alloyにおける、オラクル、サービス提供企業、ユーザー企業の関係(出典:日本オラクル)
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