[新製品・サービス]

富士通、「オンデマンド仮想システムサービス」のトライアル提供を開始

2010年2月23日(火)

富士通は2010年2月22日、サーバやストレージ、ネットワークなどのICTインフラを利用用途に応じて必要な時に必要な規模で、仮想的に提供するIaaS(Infrastructure as a Service)「オンデマンド仮想システムサービス」を、2010年5月10日よりトライアル提供すると発表した。同サービスは、今回のトライアル提供を経て、2010年10月より商用サービスが開始される。

富士通は、1995年から提供開始したアウトソーシングサービスに加え、2007年よりSaaSやネットワークサービスを総合的に提供してきた。また、2009年からは、これまで展開してきたアウトソーシングやネットワークのビジネスノウハウを活かし、クラウドサービスを展開している。

同社は2009年7月より、クラウドサービス基盤「Trusted-Service Platform」上に、同社グループが提供するSaaSやパッケージ製品を搭載し、基盤の検証や、サービス利用における効果検証、信頼性の検証など、同社内39プロジェクトにおよぶ検証を実施してきた。同時に、農業・医療・社会基盤などの分野においても利活用実証を実施してきた。そして今回、企業のコスト削減や効率的なシステム導入を支援するとともに、ICTシステムの普及が進んでいない分野(農業や遠隔医療など)に対しても、より柔軟で使い勝手の良い仮想ICTインフラを提供する。

「オンデマンド仮想システムサービス」は、同社データセンターで保有するサーバやストレージ群を仮想化、標準化、自動化することで、処理能力やデータ格納量など、利用用途に応じたICTインフラを、ネットワーク経由で仮想的に提供するサービスである。また、サーバ機能のみならず、ネットワーク機能やセキュリティ機能などをパッケージ化しているので、信頼性の高いクラウド環境を利用できる。

「オンデマンド仮想システムサービス」の特徴は次のとおり。

  1. 従量課金での利用が可能
    仮想サーバは処理速度などの性能ごとに、「エコノミー」「スタンダード」「アドバンス」「ハイパフォーマンス」の4タイプを提供し、1時間単位で利用できる。ディスク、ネットワークは容量や通信量による従量課金制を採用している。必要なOSやミドルウェア、セキュリティ機能などは月額料金で利用できる。なお、仮想サーバごとにシャットダウンが可能で、利用していない仮想サーバの料金は発生しない。
  2. Web上でICTシステムの構築が可能
    サーバの構成やスペック、台数、OSなどをWeb上で選択するだけで簡単に仮想ICTシステムを構築できる。決定ボタンを押してから、わずか数分で必要なサーバ環境の利用が可能。仮想サーバやディスクの追加・削減、バックアップやリストア、ファイアーウォールの設定などもWeb上で行うことができる。また、検証済みサーバ構成がシステムテンプレートとして用意されているので、サーバ設定作業が効率的である。さらに、ダッシュボード機能により仮想サーバのCPUの稼働状況、ディスクの使用IO数、ネットワーク転送量などを常時確認できる。
  3. システム形態に合わせた構成を実現
    Webサーバ、アプリケーションサーバ、DBサーバの3階層まで構成を組むことができる。専用のファイアーウォールも標準機能として提供されるので、希望に合ったセキュリティレベルのシステム構成を構築できる。
  4. 高信頼、高セキュリティなネットワーク環境
    同社が提供するFENICSネットワークなどを利用したVPN(閉域ネットワーク)接続が可能である。また、サービスレベルの保証、データの保証(多重化)、自動フェイルオーバーの機能を備えた高信頼、高セキュリティな環境を実現できる。

「オンデマンド仮想システムサービス」の販売価格(税別)は、1仮想サーバ:31円/1h(エコノミータイプ)~。
出荷時期は、2010年10月予定。

同社は、サービス開始から1年間で1000社、クラウドサービス全体で2012年度末に売上げ3000億円を目指すとしている。


「クラウドコンピューティング」
http://fenics.fujitsu.com/outsourcingservice/cloud/

富士通
http://jp.fujitsu.com/

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