[海外動向]

【Innovate 2010(IBM) 】ソフトウェアがもたらす価値と、それによるイノベーションをアピール

2010年7月29日(木)

米IBMのソフトウェア開発ツール・ブランドであるRationalの年次カンファレンス「Innovate2010」。2010年6月に4000人超の参加者を集め、米フロリダ州オーランドで開催された同カンファレンスの基調講演や一般講演は、“ソフトウェアの価値”や“ソフトウェアによるイノベーション”に対する同社の想いや、それを参加者と共有したいという意思が伝わってくるものだった。 2010年6月6日~10日 米オーランド

「企業のITやスマートフォンなど消費者向けのIT機器、あるいは自動車などに組み込まれたプロセサ…。今日、我々の周りには1兆個ものインテリジェントなデバイスが存在する。それを相互接続し、大規模かつ高度な分散システムにするのはソフトウェアだ。より高度で、スマートな世界を作るために、もっともっとソフトウェアが必要になる」。

基調講演
配送車の革新的動力を例にイノベーションの可能性を示唆

冒頭の言葉は、「The Innovation Agenda」と題した初日の基調講演において、Rational事業部門の責任者であるダニー・サバー氏やロバート・レブランク氏が語ったもの。「“ソフトウェアを作る”から“使う”へ」、「ソフトウェア開発はオフショアで」といったトレンドがある中で、ともすれば軽視されがちな傾向すらあるソフトウェアの価値を再認識し、共にソフトウェアによるイノベーションに挑もうというメッセージと言える。

基調講演では、このメッセージを補強するべく、物流大手である米UPS社のロバート・ホール氏とトラック向け機器を手がけるEATON社のディミトリ・カザリノフ氏を招聘した。両氏はまず、既存の配送車に対し燃費を半減できる世界初の「油圧ハイブリッド式配送車(hydraulic hybrid delivery vehicle)」を共同開発したことを説明。その開発において、ソフトウェアの果たした役割を強調したのだ。

「油圧ハイブリッド」は耳慣れない言葉だが、変速機など従来の動力伝達系を使わず、エンジンを最も効率よく動かすシステムのこと。電気ハイブリッドに比べエネルギー回生効率が高く、60~70%の燃費向上と40%のCO2削減という、画期的な効果をもたらすという。このシステムの心臓部と言えるのが制御用ソフトウェアというわけである。

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