[海外動向]

9万強のサーバー群を駆使してクラウド高速化 WANやモバイルにおける性能問題にも注力

2011年11月30日(水)

Akamai edge 2011 CUSTOMER CONFERENCE(2011年10月12日〜14日) 米ボストン/米アカマイ・テクノロジーズ 米アカマイ・テクノロジーズは2011年10月12日から14日、米ボストンで年次カンファレンスを開催した。動画やWebコンテンツを配信する事業者向けのビジネスに加え、一般企業向け事業への注力を表明。関連技術やサービスの動向に話題が集中した。

世界71カ国に9万5000台のサーバーを配備するインフラ網。これがアカマイの事業を支える中核技術「Akamai Intelligent Platform」である。最適なルーティングによるパケット送信の高速化や、キャッシュを利用したWebサイトの表示速度改善、さらにはDDoS攻撃や不正アクセスの防御など、さまざまなメリットを顧客に訴求する。

2011年10月12日に開幕した年次カンファレンス「Akamai edge 2011 CUSTOMER CONFERENCE」では、Intelligent Platformの利点をエンタープライズ分野にも展開していく姿勢を全面に打ち出した。同社はこれまで、ECサイト事業者や動画を配信するエンターテインメント事業者向けのビジネスに軸足を置いてきたが、企業システムのクラウド化やスマートデバイスの業務利用の増加を背景に、エンタープライズ事業を新たなビジネスの柱に据える構えだ。

基調講演
クラウドの性能に目を向けよ

初日の基調講演にはCEOのポール・セーガン氏が登壇(写真1)。約500人の聴衆を前に、企業を取り巻くクラウドの光と影について言及した。「ITリソースの効率化や運用負荷軽減、初期導入費の削減…。企業はこうしたメリットばかり注視しているが、十分なパフォーマンスを担保できるかまで目が行き届いてない。結果として、性能に満足できないクラウドを利用する企業が急増している」と釘を刺した。生産性の低下を招かないためにも、「オンプレミス同様、クラウドに対しても厳しい性能要件を求めるべきである」と訴えた。

セーガン氏はスマートデバイスを業務で利用する機会が増えていることも、性能を重視しなければならない要因であると説く。「ビジネススピードに追従するため、業務のリアルタイム化が加速している。しかし、スマートデバイスを経由するデータ量は、2011年の520TB/日から2016年には9万1000TB/日まで膨れ上がると予測される。多くの業務をスマートデバイスでリアルタイムに処理するには、大量データを円滑にやり取りできるだけのパフォーマンスを担保することが絶対条件となる」。

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