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小規模な事業所に最適なシンプルで高信頼性のサーバー、ネットワールドが関連ソフトやパッケージ製品を発売

2011年12月6日(火)

物理サーバーの内蔵ディスクを共有ストレージとして利用できるようにする--。こうしたアプローチを採る製品がStorMagic SvSANだ。12月初めのバージョンアップに伴い、機能が大幅に強化された。

比較的小規模だが高い信頼性、可用性を備えるサーバー環境を仮想化ソフトで構成する場合、問題になるのがストレージだ。

VMwareを例にとると、異なる物理サーバーにアプリケーションを移動させるライブマイグレーションと呼ぶ機能や、データを自動的に冗長化する機能が備わっている。ところがこれらを利用するには、物理サーバー同士がストレージを共有している必要があり、そのためにはSAN(ストレージエリア・ネットワーク)やNAS(ネットワークアタッチド・ストレージ)を導入しなければならない。プライベートクラウドなど大規模な仮想環境ならSANやNASの導入は問題にならないが、小規模環境ではこれらの導入コストや運用コストが高くついてしまうのだ。

この問題を解消すべく、物理サーバーが備える内蔵ストレージを共有ストレージとして使えるようにする製品が、英StorMagic社の「StorMagic SvSAN」である。2台の物理サーバー上のローカルデータを同期し、ミラーリングを行うことで仮想的に共有ストレージを構成する。結果としてVMware製品が持つ主要機能を活用できるようになり、小規模かつシンプルな構成で高い可用性を持つサーバーが得られる。

前置きが長くなったが、このStorMagic SvSANが12月初めに大幅にバージョンアップした。従来版では、仮想的な共有ストレージ領域を監視するために、VMware vCenter Serverが稼働する物理サーバーが必要だった。最小構成の場合でも2台ではなく、3台の物理サーバーが必要だったのだ。新版では監視機能を仮想マシン上に構築できるようにし、例えばVMware vSphereが稼働するサーバーが2台あればストレージも含めたVMware環境の冗長化ができる。

国内代理店のネットワールドによると、新版によってVMware製品のライセンス料を大きく低減できる。3台の場合、「VMware Essentials Plus」というライセンスが必要で費用は60万円以上。2台の場合は、20万円超の「VMware Essentials」で済む。当然、3台めのサーバー導入や運用費も低減できる。

StorMagic SvSANの価格は、実効容量2TBまで使用できるライセンスが24万9800円、4TBまで使用できるライセンスが34万9800円(税別)。8TBや容量無制限のライセンスもある。x86サーバー2台にVMware vSphereとStorMagic SvSANをインストール済みのオールインワン・パッケージ製品も提供する。ネットワールドは、 企業の拠点に設置する小規模サーバー向け(ROBO:リモートオフィス、ブランチオフィス)に、StorMagic SvSAN単体、あるいはパッケージ製品を販売する計画だ。

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