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キヤノンITS、EDI受発注を自動化するジョブスケジューラ「EDI-Master JS Enterprise」にLinux版

2019年4月15日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

キヤノンITソリューションズは2019年4月15日、EDI(電子データ交換)を自動で運用するためのジョブスケジューラソフトウェアの新版「EDI-Master JS Enterprise Ver.2.1」を発表、同日提供を開始した。新版では、Windows版に加えてLinux版(Red Hat Enterprise Linux)を用意した。価格(税別)は、Windows版が120万円、Linux版が150万円。

 キヤノンITソリューションズの「EDI-Master」シリーズは、EDI(電子データ交換)ソフトウェア。仕入先/取引先との受発注や、倉庫/物流会社との間の物流指示、金融機関との接続など、EDI接続が必要な幅広い場面に包括的に対処できる。EDIのための通信プロトコルとして、レガシープロトコルと、インターネットを用いたEDIプロトコルの両方を利用できる。

画面1:EDI-Master JS Enterpriseの画面(出典:キヤノンITソリューションズ)画面1:EDI-Master JS Enterpriseの画面(出典:キヤノンITソリューションズ)

 一方、EDI-Master JS Enterpriseは、ジョブスケジューラ、ファイル連携、イベントログ監視、メール通知などの機能を用いて、EDIを用いた受発注業務を自動運用できるようにするソフトである(画面1)。EDI-Masterシリーズ製品や任意のアプリケーションを連携させたジョブを実行できる。

 今回、稼働環境を拡大した。これまではWindows版を提供してきたが、新たにLinux版(Red Hat Enterprise Linux版)を追加した。なお、キヤノンITソリューションズはこれまでも、既存製品にLinux版を追加してきている(関連記事EDIソフトにLinux版を追加、キヤノンITSの「EDI-Master B2B Gateway Ver.1.3」キヤノンITS、データ変換ソフトにLinux版を追加、バッチ運用を容易に)。

 取り組みの背景について同社は、2024年にINSネットデジタル通信モードが提供を終了することを受け、電話回線を使った従来型のEDIからインターネットEDIへの移行が必要になっていることを挙げる。「移行の過渡期では、従来型EDIとインターネットEDIの両方に対応する必要があるため、これまで以上に運用の負荷やコストがかかる可能性がある」(同社)。

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