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ニッセイ・ウェルス生命、VDIをDaaSに移行、利用者増によるリソース不足を解消

2023年12月6日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ニッセイ・ウェルス生命保険(本社:東京都品川区)は、社内の業務システムにリモートアクセスするためのデスクトップ仮想化基盤(VDI)をクラウド上のDaaS(Desktop as a Service)に移行した。これまで約10年間、専用物理サーバー1台でVDIを運用してきたが、リソース不足を解消するため、日本マイクロソフトの「Azure Virtual Desktop」に置き換え、シトリックス・システムズ・ジャパンの「Citrix Cloud」と組み合わせて運用している。移行を支援したTISが2023年12月6日に発表した。

 日本生命グループのニッセイ・ウェルス生命は、社内の業務システムにリモートアクセスするためのデスクトップ仮想化基盤(VDI)をクラウドに移行した。

 以前より同社はオンプレミス環境のクラウド移行に取り組んできた。2018年には最初の取り組みとして、物理サーバー上の業務システムを、VMware仮想プラットフォームごと「Azure VMware Solution(AVS)」に移行している。

 今回のプロジェクトで、VDIをクラウド上のDaaS(Desktop as a Service)に移行した。これまで約10年間、専用物理サーバー1台でVDIを運用してきたが、社外から接続する営業担当者やテレワーク従事者が900人規模まで増え、リソース不足が深刻な課題になっていた。性能強化にはメモリーやCPU、ストレージの拡張が必須で運用負荷が大きいため、DaaSへの移行を決定した。

 DaaSのプラットフォームには日本マイクロソフトの「Azure Virtual Desktop(AVD)」を採用し、2021年11月よりPoCを開始。AVDのマルチユーザー環境は仮想マシン1台ごとに業務アプリケーションをアタッチする構成を想定していないため、シトリックス・システムズ・ジャパンの「Citrix Cloud」を組み合わせて機能を補完した。2022年4月より移行作業を開始し、3カ月で完了している。

 DaaSへの移行により、ユーザーの増加ペースに合わせてリソースを増強できるようになった。導入から1年が経過し、リモート接続数は900から1200に増えたが、段階的にリソースを強化したことで、映像・音声が円滑に再生できないという以前から課題を解消している。

 ログイン認証が簡素になり、社内ヘルプデスクの問い合わせが減る効果も得られた。以前の環境では、Windowsのログイン認証とは別にVDIにログインする作業が必要で、認証手順の問い合わせが多かったという。Citrix Cloudでは、Microsoft Entra ID(旧名称:Azure Active Directory)と同一のID/パスワードで自動ログインできる。

 ニッセイ・ウェルス生命保険は、DaaSの運用管理業務の大半をTISにアウトソーシングしている。Windowsの月次更新パッチの適用や、リソースの拡張、特定部署用のマスターイメージ作成などをTISが請け負い、専属の要員を社内に常駐させる必要がなくなった。

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