グローバル展開 グローバル展開記事一覧へ

[深化するSCM]

【第6回】日本の強み「供給力」の強化に向けたリスクマネジメント(前編)

2014年8月25日(月)アビームコンサルティング

「SCM(Supply Chain Management:サプライチェーン・マネジメント)」というキーワードが登場して約30年が経つ。企業全体のコストの最適化を図るために、多くの企業がSCMに取り組んできた。しかし、先進企業は、より深部の業務課題にフォーカスし、さらなるコスト改革へ取り組んでいる。前回は、多くの企業で本質的な取り組みが遅れている「サプライヤー管理」について解説した。第6回は、急激なグローバル化の進行による環境の変化によって、改革への着手が急務となっている「供給力の強化」を取り上げる。

 グローバル化が加速する中で、日本企業がこれまで強みにしてきた、いくつかの“力”が確実に弱まっている。中でも、その維持自体が困難になってきているのが「供給力」である。

 「供給力」とは何か。当社では、供給力を以下のように定義している。

適正な在庫レベルを保ちながら、顧客需要に対して安定した製品の供給ができる力

 これまで供給力は、日本の製造業の強みだとされてきた。今も、グローバル競争を勝ち抜く方策を論じる際には、供給力は高い水準で保たれていることを前提にした論調が少なくない。例えば、「グローバルなマーケットニーズを的確にとらえ、需要精度を高めることが重要だ」とするSCM(Supply Chain Management)改革においても、需要変動に追随できる供給力ありきで話が進んでいる。

この記事の続きをお読みいただくには、
会員登録(無料)が必要です
登録済みの方はこちら

IT Leaders 雑誌版、電子版をご購読の方、会員登録済みの方は下記ボタンよりログインして続きをお読みください

初めての方はこちら

IT Leaders 会員になると
会員限定公開の記事を読むことができます
IT Leadersのメルマガを購読できます

【次ページ】グローバル化の副作用で確実性・変化俊敏性が消失
  • 1
  • 2
  • 3
バックナンバー
深化するSCM一覧へ
関連記事

【第6回】日本の強み「供給力」の強化に向けたリスクマネジメント(前編)「SCM(Supply Chain Management:サプライチェーン・マネジメント)」というキーワードが登場して約30年が経つ。企業全体のコストの最適化を図るために、多くの企業がSCMに取り組んできた。しかし、先進企業は、より深部の業務課題にフォーカスし、さらなるコスト改革へ取り組んでいる。前回は、多くの企業で本質的な取り組みが遅れている「サプライヤー管理」について解説した。第6回は、急激なグローバル化の進行による環境の変化によって、改革への着手が急務となっている「供給力の強化」を取り上げる。

PAGE TOP