[深化するSCM]

【第5回】利益貢献率高いサプライヤー管理には、情報収集・処理能力が問われる

2014年7月28日(月)アビームコンサルティング

「SCM(Supply Chain Management:サプライチェーン・マネジメント)」というキーワードが登場して約30年が経つ。企業全体のコストの最適化を図るために、多くの企業がSCMに取り組んできた。しかし、先進企業は、より深部の業務課題にフォーカスし、さらなるコスト改革へ取り組んでいる。前回は、最近企業での取り組みが活発になっている「SCMのフロント最前線を改革するモバイル」について解説した。第5回は、多くの企業で本質的な取り組みが遅れている「サプライヤー管理」を取り上げる。

 サプライヤー管理と聞くと、「何をいまさら」と思われる読者が少なくないかもしれない。多くの調達部門が、サプライヤーがISO9001やISO14001といった品質や環境に対する国際標準に準拠しているかどうかに始まり、品質やコスト、納期などについて、なんらかの基準で管理しているはずだからだ。

 だが、これらの活動がコスト削減や品質向上に確実につながる取り組みになっているだろうか。残念ながら、当社が実施した調査によると、そうはなっていないことが明らかになっている。以下では、日本におけるサプライヤー管理の実態と、それに対する解決策について、業務とITの両面から解説していく。

サプライヤー管理の基本は「探索」「選定」「評価」の3つ

図1:サプライヤー管理業務を構成する3要素図1:サプライヤー管理業務を構成する3要素
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 サプライヤー管理の実態を紹介する前に、調査の前提にもなったサプライヤー管理業務の基本をおさらいしておこう。サプライヤー管理は一般に、「探索」「選定」「評価」の3つに分類される(図1)。

 

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