[クラウド分解辞典−Amazon Web Services編]

【第7回】インフラだけではない、オフィスのデスクトップ環境も用意−Amazon WorkSpaces、Amazon WorkDocs、Amazon WorkMail

2015年10月28日(水)佐々木 大輔(クラスメソッド AWS コンサルティング部 部長/札幌オフィスエリアマネージャ)

前回は、AWSが提供するドメインネームシステム(DNS)サービスである「Amazon Route53」と、CDN(Content Delivery Network:コンテンツ配信ネットワーク)サービスである「Amazon CloudFront」を紹介した。今回はエンタープライズ向けITアプリケーションサービスとして提供される、仮想デスクトップサービスの「Amazon WorkSpaces」と、その周辺サービスである「Amazon WorkDocs」「Amazn WorkMail」を紹介する。

 これまで紹介してきたように、Amazon Web Services(AWS)はパブリッククラウドサービスとして、ネットワークやコンピュート、ストレージといったインフラストラクチャーだけでなく、データベースやキャッシュ、データウェアハウス(DWH)など、情報システムを支えるための様々なソフトウェアを、サービスとして提供している。AWSが提供している幅広いサービスを有効に利用することで、ビジネススピードの向上と、ITコストの削減、そして情報システムの拡張が容易に実現できる。

 だが、AWSが提供しているのは情報システムを構成する要素だけではない。仮想デスクトップサービスの「Amazon WorkSpaces」、ドキュメント共有サービスの「Amazon WorkDocs」、Eメールおよびカレンダーのサービスである「Amazon WorkMail」と、エンタープライズ向けのITアプリケーションサービスも用意する。これらのサービスもすべてフルマネージドで提供される。企業の情報システム管理部門の運用負荷を軽減すると共に、利用者のワークスタイルの変革を実現する可能性を秘めている。

仮想デスクトップを実現するAmazon WorkSpaces

 通常、企業が利用者に業務用PCを提供する時には、ハードウェアの購入から、OSの初期セットアップやネットワーク設定、アカウント設定、アプリケーションのセットアップなど、多様な作業が必要になる。ハードウェアが故障すれば、保守の手続きが必要だったり、数年ごとにハードウェアを買い替えたりなど、情報システム管理部門の負担は大きい。

 WorkSpacesは、AWSクラウド上で仮想デスクトップコンピュータを提供するサービスである。利用者が使うための環境を容易にプロビジョニングする仕組みが揃っている。

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