[河原潤のITストリーム]

「何秒までなら“あり”?」―ITの世界におけるさまざまな待ち時間:第11回

2010年3月17日(水)河原 潤(IT Leaders編集委員/データセンター完全ガイド編集長)

 もう何年も前の話になりますが、主にWebコンテンツ業界で「8秒ルール」という言葉が使われていたのを憶えています。ユーザーがWebブラウザで目的のWebサイトのリンクをクリックしたり、URLを直接入力したりした後、8秒以内にサイトが表示されなければ、ユーザーはそのサイトへのアクセスを諦め、おそらく二度とそのサイトを訪問しないだろう、といった意味だったと思います。

 ブロードバンドが広く普及し、光回線でのインターネット・アクセスも珍しくなくなった今、8秒ルールはおそらく改訂されていると予想しますが、ITの世界には、このような「何秒までなら待てるか?」「どれぐらいの待ち時間なら許されるか?」といった指標が結構ありそうです。以下に、私が最近見聞きしたものを2つ挙げてみます。

■PCの起動時間

 私が今、この原稿を書いているレノボのノートPC「ThinkPad」には、「Lenovo Enhanced Experience」と書かれたステッカーが貼ってあります。これは、「Windows 7の起動やシャットダウンを高速化するチューニングを施されたマシンである」ということを意味するそうです。起動は確かに速く、だいたい1分以内にWindows 7のデスクトップ画面が現れます。

 ただ、ノートPCの場合、スリープやサスペンドを常用し、めったにシャットダウンしないというユーザーが多数で、デスクトップPCでもいちいちシャットダウンしないというユーザーは少なくないことが想像されます。Windowsの最近のバージョンのテーマになっている起動時間の改善について気になるユーザーは、実際のところ少数派なのではないでしょうか。

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