[最前線]

一層の多様化が見込まれる業務利用シーンと4段階で進めるスマートフォンの全社展開

2012年4月9日(月)

スマートフォンが抱えるリスクと対策の展望 コンシューマ分野において急速に普及したスマートフォンを、ビジネスで活用しようという機運が高まってきた。 モバイルパソコンの代替はもとより、携帯性や常時接続性を生かした業務フローへの組み込みも進みつつある。 本稿では、従来型の携帯電話やモバイルパソコンと比較しながらスマートフォンの特性を改めて考察し、 ビジネス利用する際に避けては通れないセキュリティ面の留意点を述べ、スマートフォンの段階的導入を提言する。 ※本記事は日本ユニシス発行の「ユニシス技報 2011年11月発刊 Vol.31 No.3 通巻110号」の記事を一部編集して掲載しています。

米アップルがiOSを搭載したスマートフォン「iPhone 3G」を日本に投入したのは2008年のこと。その後、NTTドコモが2009年に、Android OS(以下、Android)を搭載した台湾HTC製スマートフォン「HT-03A」を発売したのを皮切りに、多様なAndroid搭載機が登場。携帯電話の主流は、通話を主眼にした従来型の製品から、データ通信を前提に各種アプリケーションが動作するスマートフォンへと急速にシフトしている。そうした中、企業の間でもモバイルパソコンに代わる新たなデバイスとして、スマートフォンが本格的に脚光を浴びてきた。

ひと口にスマートフォンと言っても、その種類は実にバラエティに富んでいる。搭載OSだけみても、Blackberry OSやWindows Mobile(Windows Phone)など幅広い。ただし、現状ではiOSとAndroidの2つでスマートフォン利用者数の9割近くを占めている。そのため、以下では主にこれら2種類のOSを対象にビジネス利用時に考慮すべきセキュリティ対策のポイントを考察していく。

なお本稿では、従来型の携帯電話に次に示す機能と特徴が加わった製品をスマートフォンと定義することにする。より大型のディスプレイを持つタブレット端末もスマートフォンに含むものとし、特段の区別はしない。

  • タッチパネル式大型ディスプレイ
  • フルブラウザ
  • 無線LAN
  • GPS(全地球測位システム)
  • ネイティブアプリケーション

安全性を損なわず利便性を享受する

スマートフォンの特性はいくつかある。中でも、手のひらで常にインターネットにアクセスできる点、すなわちモバイルパソコンと比べた場合の携帯性と常時接続性は、使い手の利便性を特に引き上げた。逆に、処理能力や記憶容量、ディスプレイサイズはモバイルパソコンに劣る。

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