[松岡功が選ぶ“見逃せない”ニュース]

2018年11月の3本:AWSがオンプレミス向けサービス/富士通とNTTが北米にAI拠点/Microsoftが時価総額で世界首位に

2018年12月7日(金)松岡 功(ジャーナリスト)

2018年11月のニュースから松岡功が選んだのは、「AWSがオンプレミス向けサービスを発表」「富士通とNTTが北米にAI拠点を新設」「Microsoftが時価総額でAppleを抜き世界首位に」の3本である。“見逃せない”理由と共に、それぞれのニュースのポイントをお伝えする。

AWSがオンプレミス向けサービスを発表

 米Amazon Web Services(AWS)は2018年11月26~29日(米国時間)にラスベガスで開催した年次イベント「AWS re:Invent 2018」で、オンプレミス向けをはじめとした30種類以上の新サービスを発表した。

写真1:「AWS re:Invent 2018」の基調講演で話すAWSのアンディ・ジャシーCEO(YouTubeより抜粋)

 オンプレミス向けとして注目を集めたサービスは「AWS Outposts」。ユーザー企業のオンプレミスのデータセンターで、パブリッククラウドのAWSと同じ仕組みを実現できる。AWSが設計したハードウェアに仮想マシンサービス「Amazon EC2」やストレージサービス「Amazon EBS」などのソフトウェアをインストールして提供する格好だ。出荷開始は2019年下期の予定。

 また、ブロックチェーンの取り組みにも乗り出した。今回のイベントでこの分野に対して初めて、マネージドサービス「Amazon Managed Blockchain」および集中管理型の分散台帳データベース「Amazon Quantum Ledger Database(QLDB)」を提供すると発表した。

 このほか、30種類以上の新サービスは、機械学習、セキュリティ、データベース、ストリーミング処理、ビッグデータ、サーバレス、開発支援、運用管理など、広範囲にわたっている。

[選択理由]

 AWSの動向は、今やIT業界の最大の関心事となっているからだ。

 とりわけ同社の年次イベント「re:Invent」で発表される新サービスは、クラウド市場の各領域をリードするサービスとなり得るだけに、それらの内容に注目が集まる構図となっている。

 今回のイベントでは、とくにオンプレミス向けサービスのAWS Outpostsに注目が集まった。提供形態は、AWSが提供するハードウェアとソフトウェアを組み合わせた「統合システム」で、汎用のハードウェアやパッケージソフトを組み合わせた「ハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)」の市場をAWS専用でも相応に獲得できると判断したとみられる。

 こうしたクラウドとのハイブリッド利用を狙った統合システムはMicrosoftやOracleも提供しているが、AWS版が市場にどれほどのインパクトを与えるか、注目しておきたい。

富士通とNTTが北米にAI拠点を新設

 富士通とNTTは2018年11月6日、それぞれ北米にAI技術を推進する拠点の新設を発表した。

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