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[ハイブリッドクラウド時代必修ITインフラの基礎知識]

【第11回】ハードウェアが壊れても“Always On”でサービスを止めない

2015年11月24日(火)本橋 信也(クラウディアン取締役COO)

クラウドと同等の次世代ITインフラはこれまで説明してきたように、仮想化に加え、経済的な汎用サーバーを使うために、多数のサーバーで大量の処理を並行して進める分散処理をコアテクノロジーに採用しています。高価で堅牢な専用装置ではないため、仮にハードウェアの1部が壊れたとしても、常にサービスを継続できるよう「Always On(オールウェイズオン)」の仕組みを備えています。

Always On(オールウェイズオン)の定義:

分散処理システムにおける高可用性(HA : High Availability)のこと。24時間365日、可能な限り停止時間をなくし、ITインフラが利用できる状態を継続すること、およびその仕組み。一般的には、スタンドバイ構成によって高可用性を実現しているが、それとは異なる仕組みのため、両者の違いを強調するために、Always Onと表現している


Always Onの基本はスタンドバイ構成

 この世の中に絶対に壊れないものや、24時間365日永遠に停止しないものが、果たして存在するのかは不明ですが、それに限りなく近い条件がITインフラには求められます。

 利用できる度合いの高さは「Availability(可用性)」と言われます。可用性を高めるためには、ハードウェアやソフトウェアが故障する頻度が少なく、たとえ故障しても直ぐに復旧できるような信頼性の高さが重要な要件です。また、仮に故障したとしても、保守性に優れていれば、可用性は高くできます。

 一方、故障が起こり得ると想定していても、Fail over(フェイルオーバー)の仕組みが整っていれば、可用性を高く維持できます。フェイルオーバーとは、異常事態が発生した際に自動的に予備機に切り替わることです。人手で切り替えることはSwitch over(スイッチオーバー)と言います。

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