[クラウド分解辞典−Microsoft Azureの実像に迫る]

Azureのストレージサービスには4つのタイプがある【第3回】

2016年7月4日(月)安部 泰志(アバナード クラウドマーケットユニット シニアコンサルタント)

米Microsoftが開発し提供するクラウドサービスである「Microsoft Azure」(以下、Azure)の全体像に迫る本連載。前回はAzureのIaaS(Infrastructure as a Service)における仮想マシンにスポットを当てて説明した。今回は、仮想マシンとセットで使用されることが多いストレージサービスについて、そのサービス内容や活用方法を説明する。

 「Microsoft Azure」(以下、Azure)のIaaS(Infrastructure as a Service)は大きく、サーバー、ストレージ、ネットワークの3つのサービスを提供していることは前回述べた(図1)。今回は、ストレージサービスを取り上げる。なお前回も明記したように、本連載ではサービス管理用API(Application Programming Interface)としてMicrosoftが推奨する「Azureリソースマネージャ (ARM) 」(2015年12月正式リリース)の利用を前提に説明している。

図1:AzureのIaaS(Infrastructure as a Service)の一覧および構成要素図1:AzureのIaaS(Infrastructure as a Service)の一覧および構成要素
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 Azureで提供される仮想マシンテンプレートでは、複数種のディスクが自動でマウントされる。1つはオペレーションシステムディスクで、通常「C:」にマウントされ、最大容量は1013GBだ。2つ目は一時ディスクで、通常「D:」にマウントされる。一時ディスクは「pagefile.sys」の保存に使われるもので永続的な領域ではないため、ここをユーザーデータの保存場所に使用してはならない。

4つのストレージサービスを提供

 Azureで永続的にデータを保存するには「Azureストレージ」を使用する。拡張性と可用性を提供するRest APIを提供するクラウドストレージである。ストレージのクラウドサービスは、クラウドとしての恩恵を最も発揮しやすいサービスの1つだ。Azureストレージも、基本的に利用した容量に応じて課金される。増大化するデータの保存先として先行投資することなく必要な容量を必要なタイミングで利用できるサービスになっている。システム構築用途だけでなく、バックアップや災害対策のためのデータの保存先としても非常に魅力的だ。

 Azureストレージには、保存するデータの特性に合わせて4つのストレージサービスがある(図2)。(1)BLOBストレージ、(2)テーブルストレージ、(3)キューストレージ、(4)ファイルストレージだ。

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